<2014/9/22 PM1:48>

敦賀を発車します。
敦賀からは北陸トンネルに入ります。現在では交直流の境目が敦賀側の出口にあります。直流1500Vから交流20000V60Hzに切り替わりますが、電源をディーゼル発電機に頼るトワイライトエクスプレスでは、デッドセクションでの惰行を感じるのみ。
そんなわけで、琵琶湖で逃していたお楽しみを堪能しに行きます。
目的地は3号車の「ダイナープレヤデス」です。

予想通り空いていた食堂車で、昼食を食べることにします。
トワイライトエクスプレスの下り(札幌行)は、3食全てを食堂車で食べることが出来る貴重な列車です。ここ最近は「ななつ星in九州」の他、「伊予灘ものがたり」「おれんじ食堂」「Tohoku Emotion」など、食事を楽しめる列車が増えていますが、多くは弁当もしくはお重スタイル。きちんと皿でサーブされるという点で異なります。

注文を終えて外を見てみれば、列車は北陸トンネルを抜けていました。

前菜のサラダが到着。

スープはコーンスープ。濃厚な味わいです。

そしてメインのビーフシチューが到着。ごろりと転がる肉はスプーンで崩せるほどに煮込まれています。シチューも生クリームをふんだんに使った深い味でした。

食事全景。ビーフシチュー+Aセット(パン・サラダ・スープ)の豪華な昼ごはんです。
ちなみにお値段は全部で2160円。少々高いですが、12000円のディナーコースを提供する食堂でこの味を堪能できるのであれば安いくらいだと思います。

ビーフシチューを味わっていた時の車窓。山すそまで広がる田畑が印象的です。

平らげるとほぼ同じぐらいに鯖江に到着。ここで再びサンダーバード21号の通過待ちをします。

車銘板。角ばった屋根は電車由来。

お腹がいっぱいになったところで食堂車を後にします。

食堂車を後にします。
……この写真を見てなにかがおかしいと思った人は鋭い。
なにがおかしいか?
スシ24-2――というよりは食堂車全般に言えることですが、食堂車の半分が食事スペース、半分が調理スペースになっています。調理スペースは片側に寄せられて、空いた側に通路があるのが普通です。
で、スシ24-2の場合、調理スペースは4号車側に、もっといえばわたしの部屋がある方向にあるわけです。
つまり……

2号車に来たんだよ!
(ΩΩΩ:な、なんだってー!?)

食堂車を訳もなくに通るわけにもいかない(まして食事時です)ので、1・2号車へはなかなか行きづらい状況でした。

個室のドアからして高級感が漂います。
とはいうものの、人気のあるA寝台個室ですから、中が見える=誰も居ない部屋なんて……

あったよ。
なぜか使われてないロイヤル(1人用個室)が1室ありました。
ロイヤル(とスイート)と他の個室の主な違いは、
・ウェルカムドリンク
・専用のシャワールーム付き
・ルームサービス可
・オリジナルアメニティグッズ
あたりです。

ポットなどがそのままなところを見ると、本当に誰も使っていない模様。大阪駅のみどりの窓口で再確認しておけばよかったと公開しました。

なんの変哲もないA寝台の表示も、ここでは関係者以外立ち入り禁止にも似た重々しいものに見えます。

野焼きもまた日本の風景。

福井貨物駅までやってきました。見えているのは最近投入された521系3次車です。それまでの223系似の前面から225系似の前面に変更になり、ステンレスなのにずんぐりとした印象です。

もう2本待機中。

河を渡るとコンクリートの高架橋へ。

《福井 14:39着》
ドームに覆われた福井駅に到着。ここですばやく列車を降りて、部屋のある5号車までダッシュで戻ります。
停車時間1分の間で100メートル走(1号車→5号車)をなんとか完遂。
《福井 14:40発》

再び県境に向けて加速します。といっても、福井~石川はなだらかな丘陵地帯を越えるため、これまでのような劇的な変化はありません。

長い列車はカーブが似合います。

小松駅を通過。いよいよトワイライトエクスプレスも石川県へ。
15分ほど経った頃でしょうか。

右手に突如真新しい白い壁が現れました。
来年(2015年)春に開業する北陸新幹線の拠点となる、白山車両基地です。

北陸新幹線は東京と大阪を北陸経由で結ぶという壮大な計画に始まりましたが、様々な紆余曲折を経てやっと金沢まで開通します。整備新幹線としてスタートした時点ではスーパー特急方式(要は超早い在来線。北越急行がそれに近い)だったため、白山車両基地も当初は計画にありませんでした。新幹線と政治は切っても切れない関係ですが、全線フルでの着工となった北陸新幹線も政治の賜物といえるでしょう。
ところで、新幹線は今のところ敦賀まで延伸が決まっているようで、福井駅では既に工事が進んでいます。一応大阪まで延ばす気でいるらしいですが、いまだに大阪側のルートが決まっていないという有様。金沢延伸が政治の賜物なら、大阪延伸は政治の膿と言えるでしょう。

北陸本線と併走する高架橋。あと数ヶ月もすれば、車庫に出入りする車両が見えるかも?

列車は速度を落として、在来線3面7線・新幹線2面4線をもつ金沢駅に進入します。

《金沢 15:37着》

金沢では3分停車。
トワイライトエクスプレスは他に比べても停車時間が短めです。客扱いする駅ではほとんど1分で、3分でも長めです。

《金沢 15:40発》
485系「北越6号」とすれ違い。

列車は石川と富山の県境へ。緑が濃くなってきました。

新幹線の富山側出口。

富山平野をのんびりとゆくトワイライトエクスプレス。

《富山 16:30着》
大阪から4時間半で富山に到着。途中2本に抜かれたとはいえ、なかなかの走りぶりです。
まあ、ここまでで4分の1ぐらいしか進んでないんですけどね。
次回、ついにトワイライトエクスプレスも黄昏時に突入!

敦賀を発車します。
敦賀からは北陸トンネルに入ります。現在では交直流の境目が敦賀側の出口にあります。直流1500Vから交流20000V60Hzに切り替わりますが、電源をディーゼル発電機に頼るトワイライトエクスプレスでは、デッドセクションでの惰行を感じるのみ。
そんなわけで、琵琶湖で逃していたお楽しみを堪能しに行きます。
目的地は3号車の「ダイナープレヤデス」です。

予想通り空いていた食堂車で、昼食を食べることにします。
トワイライトエクスプレスの下り(札幌行)は、3食全てを食堂車で食べることが出来る貴重な列車です。ここ最近は「ななつ星in九州」の他、「伊予灘ものがたり」「おれんじ食堂」「Tohoku Emotion」など、食事を楽しめる列車が増えていますが、多くは弁当もしくはお重スタイル。きちんと皿でサーブされるという点で異なります。

注文を終えて外を見てみれば、列車は北陸トンネルを抜けていました。

前菜のサラダが到着。

スープはコーンスープ。濃厚な味わいです。

そしてメインのビーフシチューが到着。ごろりと転がる肉はスプーンで崩せるほどに煮込まれています。シチューも生クリームをふんだんに使った深い味でした。

食事全景。ビーフシチュー+Aセット(パン・サラダ・スープ)の豪華な昼ごはんです。
ちなみにお値段は全部で2160円。少々高いですが、12000円のディナーコースを提供する食堂でこの味を堪能できるのであれば安いくらいだと思います。

ビーフシチューを味わっていた時の車窓。山すそまで広がる田畑が印象的です。

平らげるとほぼ同じぐらいに鯖江に到着。ここで再びサンダーバード21号の通過待ちをします。

車銘板。角ばった屋根は電車由来。

お腹がいっぱいになったところで食堂車を後にします。

食堂車を後にします。
……この写真を見てなにかがおかしいと思った人は鋭い。
なにがおかしいか?
スシ24-2――というよりは食堂車全般に言えることですが、食堂車の半分が食事スペース、半分が調理スペースになっています。調理スペースは片側に寄せられて、空いた側に通路があるのが普通です。
で、スシ24-2の場合、調理スペースは4号車側に、もっといえばわたしの部屋がある方向にあるわけです。
つまり……

2号車に来たんだよ!
(ΩΩΩ:な、なんだってー!?)

食堂車を訳もなくに通るわけにもいかない(まして食事時です)ので、1・2号車へはなかなか行きづらい状況でした。

個室のドアからして高級感が漂います。
とはいうものの、人気のあるA寝台個室ですから、中が見える=誰も居ない部屋なんて……

あったよ。
なぜか使われてないロイヤル(1人用個室)が1室ありました。
ロイヤル(とスイート)と他の個室の主な違いは、
・ウェルカムドリンク
・専用のシャワールーム付き
・ルームサービス可
・オリジナルアメニティグッズ
あたりです。

ポットなどがそのままなところを見ると、本当に誰も使っていない模様。大阪駅のみどりの窓口で再確認しておけばよかったと公開しました。

なんの変哲もないA寝台の表示も、ここでは関係者以外立ち入り禁止にも似た重々しいものに見えます。

野焼きもまた日本の風景。

福井貨物駅までやってきました。見えているのは最近投入された521系3次車です。それまでの223系似の前面から225系似の前面に変更になり、ステンレスなのにずんぐりとした印象です。

もう2本待機中。

河を渡るとコンクリートの高架橋へ。

《福井 14:39着》
ドームに覆われた福井駅に到着。ここですばやく列車を降りて、部屋のある5号車までダッシュで戻ります。
停車時間1分の間で100メートル走(1号車→5号車)をなんとか完遂。
《福井 14:40発》

再び県境に向けて加速します。といっても、福井~石川はなだらかな丘陵地帯を越えるため、これまでのような劇的な変化はありません。

長い列車はカーブが似合います。

小松駅を通過。いよいよトワイライトエクスプレスも石川県へ。
15分ほど経った頃でしょうか。

右手に突如真新しい白い壁が現れました。
来年(2015年)春に開業する北陸新幹線の拠点となる、白山車両基地です。

北陸新幹線は東京と大阪を北陸経由で結ぶという壮大な計画に始まりましたが、様々な紆余曲折を経てやっと金沢まで開通します。整備新幹線としてスタートした時点ではスーパー特急方式(要は超早い在来線。北越急行がそれに近い)だったため、白山車両基地も当初は計画にありませんでした。新幹線と政治は切っても切れない関係ですが、全線フルでの着工となった北陸新幹線も政治の賜物といえるでしょう。
ところで、新幹線は今のところ敦賀まで延伸が決まっているようで、福井駅では既に工事が進んでいます。一応大阪まで延ばす気でいるらしいですが、いまだに大阪側のルートが決まっていないという有様。金沢延伸が政治の賜物なら、大阪延伸は政治の膿と言えるでしょう。

北陸本線と併走する高架橋。あと数ヶ月もすれば、車庫に出入りする車両が見えるかも?

列車は速度を落として、在来線3面7線・新幹線2面4線をもつ金沢駅に進入します。

《金沢 15:37着》

金沢では3分停車。
トワイライトエクスプレスは他に比べても停車時間が短めです。客扱いする駅ではほとんど1分で、3分でも長めです。

《金沢 15:40発》
485系「北越6号」とすれ違い。

列車は石川と富山の県境へ。緑が濃くなってきました。

新幹線の富山側出口。

富山平野をのんびりとゆくトワイライトエクスプレス。

《富山 16:30着》
大阪から4時間半で富山に到着。途中2本に抜かれたとはいえ、なかなかの走りぶりです。
まあ、ここまでで4分の1ぐらいしか進んでないんですけどね。
次回、ついにトワイライトエクスプレスも黄昏時に突入!
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます