宿坊に泊まったので、翌朝は「お朝事」の法要に参加。
「お朝事」(おあさじ)とは(最初読めなかった)※以下 善光寺HPより
日の出とともに本堂で始まるお朝事【あさじ】は、善光寺全ての僧侶が出仕して行われる法要で、
1年を通して毎日欠かさず行われています。
法要は毎朝天台宗と浄土宗の順に二座行われ、
法要の中では普段閉ざされている御本尊前の戸帳が上げられ、
善光寺の御本尊である一光三尊阿弥陀如来像が納められた瑠璃壇【るりだん】と厨子【ずし】を垣間見ることができます。
朝6:15に、宿坊の係りの方がやってきて(なぜかとても薄着・長野県民だからか?)、
旗を掲げながら、いろいろな由緒などを話しながら連れて行ってくれる。
宿坊の良性院は、仁王門のすぐ近くにあるので、
仁王門から。
↑ 阿形
↑ 吽形
まだ朝早いので、内部を照らす照明がついている。
おかげで仁王像が良く見える。
善光寺の仁王像、阿吽の配置が逆。
そして、この仁王像、なんと自立しているそう。
この大きさでこのダイナミックなデザインで、重心のバランスがしっかり計算されている。
すごいな高村光雲・米原雲海(作者)
山門の前まで来ると、「この線で並んでください。」と係の方が指示。
「お数珠頂戴」を受けるため。
「お数珠頂戴」とは ※以下 善光寺HPより
善光寺住職である大勧進の御貫主【おかんす】様、大本願の御上人【おしょうにん】様が導師として本堂に出仕される際、
その往復の道中にてひざまずく参拝者の頭へ、手にされた数珠で触れ、功徳を授けてくださいます。
善光寺は宗派がないお寺なんだけど、
一応住職は御貫主様(天台宗の一番偉い人)・御上人様(浄土宗の一番偉い人)お二人になる。
ワタシたちは天台宗の宿坊だったので、
大勧進の参道前に並んで待った。
ひざまずいて待ってたら、頭にポコッと御貫主様の大きな数珠が当たった。
意外とさっさと進んでいかれて、内陣にもどんどん入って行かないと、
法要はもう始まってしまっている。
本堂の内陣に入ったら、座って法要の様子をじっと座って見る。
寒い
この日の朝の気温 0.7℃ (もうちょっとで氷点下)
連れてきてくれた薄着の係りの方は、
「今日快晴じゃなくてよかったですね。晴れたら放射冷却でもっと冷え込んでましたね」と笑顔で言う。
長野県民、寒さに強い。。。
ここまで寒いと思ってなかったんだけど、
家を出るとき「念のため」と最後に厚手のタイツを荷物に入れておいてよかった。。。
しかし、ウルトラライトダウンの上に薄いコートを羽織って、
タイツと厚手の靴下は履いてるけど、パンツは化繊のもの。
寒い~
法要が終了すると、再びお戒壇巡り。
これで極楽往生は約束された。
↑ お線香に煙る本堂
この後は宿坊に戻り、朝食(少ないよ)。
冷え切った体に、温かい食べ物はごはんと味噌汁だけ。
↑ おかずはコチラ
さすがにこの日の冷え込みは今シーズン一番だったようで、
宿坊の方も「今日寒いですね」と言ってエアコンもう一台つけてくれた。
朝食後、少し休憩したらチェックアウト。
前日に良性院の御朱印もお願いしておいたので、受け取る。
善光寺の御朱印は前日のうちにゲット。
たくさんの限定御朱印があったけど(カラー版・書置き)、
直接書いていただける、一番オーソドックスな御朱印ひとつだけいただいた。
宿坊を後にして、もう少しだけ善光寺。
紅葉はもう少しあとかな~
↑ こちらは浄土宗の宿坊・堂照坊。
建暦二年(1212年)に親鸞聖人がお泊りになられた宿坊(善光寺HPより) なんだそうだ。
参道に面していて、キレイだな~
このあと長野駅に向かい、上田まで行ってみる。
(つづく)
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