中学2年生の女の子のお話です。
私が通い始めて8年になる習字教室で、
先日こんなことがありました。
教室と言ってもそこは先生の自宅で、
みんなとても和やかにやっていますから
友人も沢山出来ます。
その中に小学3年生の女の子がいます。
その子は私と始めてあった時に、
こんなことをつぶやいたのでした。
「あ~、もういやだな〜、書けないよ、私」
隣にいた私は言いました。
「大丈夫だよ。ちゃんと書けるよ。
だって上手じゃない。きれいよこの字」
「そうかなあ」
その子はちょっ照れ笑いを浮かべては
またすぐふくれた顔になりました。
筆を新聞紙の上で遊ばせています。
「どうかしたの?」
「だって、おねえちゃんがうまいって言ってもさ、
うちのパパもママも私の字、汚いって言うよ」
「そんなことないって」
「でもね、最近はここで書いたものも、
見てくれないの。汚いのわかっているからって。
おじいちゃんにも渡したことあるけど、
見ないで捨てられちゃった、、、」
私はぼう然としてしまいました。
一生懸命に書いたものを
親がちゃんと見てやらないなんて、、、。
何か一言でも勇気づけてあげれば
もっとうまくなるはずなのに、、。
と思いましたが、
その日最後までやる気をなくしていたその子に
私はそれ以上何も言えませんでした。
中学2年生のお話でしたが、
とても印象的でした。
今週の7/10 平塚土曜教室では、
『話し上手は聞き上手の真意とは』
『メリハリのある話し方とは』
を勉強します。
一回のみの体験受講も出来ます。<o:p></o:p>
興味のある方は連絡ください。
0463-58-8740
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今日の日がコロナに負けない日でありますように。<o:p></o:p>
そして明るい心でありますように。<o:p></o:p>
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湘南話し方センター
所長 松永洋忠
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