湘南話し方センター / 姓命学研究所

神奈川県平塚市で開設して40年になる話し方教室です。心とことばの研究所として統計学も含め、たくさんのご相談あり。

僕の心をを救った言葉

2021年10月18日 | 湘南話し方センター

両親が不仲のは分かっていたが、
いざ本当に別れるとなると悲しかった。

 

父と母、どっちについていくべきかもわからなかった。

 

そんな僕を支えてくれたのは、
ホストファミリーのママの言葉だった。

 

「マサヒロ、ここはあなたのもう一つの家だし、私たちも同じくあなたの親よ。
例え両親が離婚して、行く場所がなくなっても、あなたには帰る場所があるのよ」

そう言って僕を抱きしめてくれた。

 

 

僕にはいざという時に、帰る場所がある。

何かあった時には、支えてくれる人がいる。

 

そう思えるとものすごく安心できた。

 

僕が親の悪口を言うと、ママはこう言って僕を𠮟った。

 

「自分の親のことをそんなふうに言ってはいけない。
最終的に、自分が苦しくなるから。
親にも大人の事情がいろいろあって、
いつも正しいことができるわけではないのよ。

あなたにとっては傷つくことがあったかもしれないけど、
あなたがここに来ることができたのも、
私たちが出会えることができたのも、
すべてご両親のおかげなのよ。
それには感謝しないと」

 

そう言われると、少しずつ親に感謝する気持ちになれた。

心が救われる言葉をいつも言ってくれる
僕にとってみたらここは大切な家族だ。

 

 

このような話は、似たようなケ-スがたくさんあります。

 

上記のコメントは

神奈川県茅ケ崎市内にある、
さまざまな事情から家庭で暮らすことが出来ない、15歳~19歳の少年たちの就労施設を支える
自立援助ホーム「湘南つばさの家」代表の前川礼彦さんからいただきました。

そのホームで巣立った子の中には、
学校の教員になった方もいらっしゃるそうで、
その支える素晴らしい姿勢にはいつも感動をいただいています。

 

代表の前川さんは、人生のピンチに遭遇した時、言葉の持つ力の素晴らしさを感じる、と
おっしゃっていました。

 

ことばを学ぶ

 

大切な事なのかもしれません。

 

 

今日の日も明るい心で良き一日でありますように。

 

 

湘南話し方センター
所長 松永洋忠

ホームページはこちらです