湘南話し方センター / 姓命学研究所

神奈川県平塚市で開設して40年になる話し方教室です。心とことばの研究所として統計学も含め、たくさんのご相談あり。

答えにくいことを聞く場合

2021年10月22日 | 湘南話し方センター

「あなたの血液何型?」
「お幾つですか?」
「独身ですか?」
結婚して何年か経った方に、お子さんがいないと知らずに、
「もうお子さんは何歳になられたんですか?」


何の抵抗もなく答えてくれたら問題は生じません。
しかし、さまざまな人間関係や、
立場の違いによっては、
「ここは答えたくない」
と、思うような体験をしたことはあなたはありませんか?


場合によっては相手の心に大きく傷がつくこともあります。


先日、そこそこの年齢の受講生の方に対して、
顔を出しに来てくれた当センターの教室のOBの方が、(OBと言っても若い青年)

「○○さんて、お幾つなんですか~?」
と聞いたところ、
受講生も正直に答えてくれ、

「え~!若い!!自分の母親と同じです。
でも、15歳位下にみえます!
お若い!動きが違う」

と言われ、
受講生は、
「半分喜んでいいのか、複雑な心境ですね」
と話していました。


本来、聞きにくい事を聞くときは、
自分から先に伝えてから言う!


すると相手も答えやすいケ-スもあります。

例えば、
「私は北海道出身ですが、どちらの出身ですか? 」

「 私は 6 月生まれですが、何月生まれですか?」


など、
このような聞き方なら抵抗なく答えることもできるでしょう。


相手との立場の違いによっては、
「何でそんな事聞くの?」
と受け止められかねません。

「あなた何型?」 「 山形です」
これは話の食い違いです。(笑)

「あなたもB型? あら~私も~Bよ!」
で盛り上がるケ-スは女性に多く見かけます。


しかし、思った事をそのまま言葉にするのと、
考えてから話すでは、
一生を考えると雲泥の差があります。


些細なことでも
心がけで相手の答え方が変わることがありますよ。




今日の日も明るい心で良き日でありますように。



湘南話し方センター
所長 松永洋忠