5月某日の東急池上線、2018年に7700系が引退して以来である。
この日はリバイバルカラー(紺+黄の1017F、緑一色の1013F)2編成が、共に池上線運用に入っていた。
五反田駅にて。
緑一色は、晩年の旧3000系をイメージしたもの。緑一色化は、1000系で唯一中央貫通扉(非常口)(※1)を持つ1013Fが選ばれた。
正面の形式・定員・自重表記は、かつての旧3000系にもあったが、それも再現された。
一方の紺+黄の1017Fは緑一色よりさらに前、1950~60年頃の東急電車の色と内装を再現。「きになる電車」の愛称を持つ。
【注釈】
※1:
元「目蒲線・日比谷線兼用」編成。日比谷線運用時は、中央貫通扉車を中間に組み込んだ8両編成で使用された。中央貫通扉車は4両(2編成分)いたが、内2両は伊賀鉄道に譲渡されている。
石川台駅にて。
池上駅五反田方にて。
池上駅は、7700系が引退した2018年に橋上駅化工事が開始され、今では立派な駅ビルに化けた。
改装前の池上駅。
改装前の池上駅。
構内踏切のある庶民的な駅も、7700系も、今はない。