奈良・東大寺のお水取りは２月に行なわれる。千年以上の歴史的な行事であり、
多くの人達が参加する。小生は２回程上で見学することができた。近くで見る松明の
炎はすさまじく迫力のあるものだった。松明の行事が終わった後、堂内では読経が
行なわれていた。午前３時頃まで行われているということなので、我々のグループは、
午前零時頃席を立った。この行事の思い出は終生忘れることができないものの一つ
である。
中国へは３回旅行したが、桂林はとても良かった。自然が多く残り、ゆっくりと
見学ができた。大きな都市と違って、自然だけが楽しませてくれる。今はどうなって
いるのだろうか。
メキシコには植民地時代の建物などが多く残されている。現在でもそのまま利用して
いるものが多いという。ここが韓国と全く異なる点である。大航海時代には多くの国が
植民地とされ、そこに宗主国が多くの建物などを建設した。アジアでは上海や台湾には
多くの建物が残されている。メキシコに行った時にはメキシコ市だけでなく地方
都市にも植民地時代の建物が多く残されていた。
全世界に多くの世界遺産がある。海外旅行で訪れる世界遺産も多くある。ここで
取り上げるのは「これが世界遺産なの？」と思わせるものの一つ。大きな石が積み
上げられているものが一つと、大きな石が置いてあるだけ。これが本当に世界遺産
だとしたら、何かおかしいような気がする。世界遺産の乱用といってもおかしくない
ものの一つではないだろうか。それとも世界遺産に匹敵するような遺蹟なのか。
アンコールワットには旅行で２回訪れた。同じ所を２回も行ったのはここしかない。
２回とも天気に恵まれ、とても良い旅だった。１回目は今からおよそ２０年位前。
２回目はそれから１０年以上経ってからである。市街は大きく様変わりをしていて、
幹線沿いの道は畑だったところの殆どがホテルに変わっていた。１回目に訪れた
マーケットは２回目も訪れて買い物をした。これだけの遺産を残してくれた昔の人たちに
感謝したい。
