悪い隣人宅のエコキュート、ヒートポンプの話です。
春宮は、市役所の環境課は、はじめから頼りにしていませんでしたので、県の消費生活センターに相談しておりました。消費生活センターは、本来は、自分が求めた物に対する被害の相談窓口ですが、春宮の場合は、製品購入者からの被害という事で、今までの経緯を知らせて下さい…と言われ、実験ノートのように記録しておりました物をコピーして送りました。最後まで、よく、面倒を見て下さいました。
春宮夫の高校の同級生で、弁護士さんがいますので、相談し、資料を持参して、事務所に伺う事になりました。県の地方裁判所に近い所(やり手弁護士さんは、段々、裁判所に近い所に事務所を構えます)に、弁護士さんを何人も抱え、大きな事務所でした。春宮夫の友人の所長弁護士さんが話しを聞いて下さり、その横で、若手弁護士さんが、内容をパソコン入力していました。資料を持参し、低周波被害の相談をしました。所長は、東芝製のエコキュートは低周波被害相談が多い事、悪い隣人は弁護士として話を聞いてだけで相当悪い輩、以前にも近隣トラブルを起こしていそうなタイプと、経験からわかります…と言われました。簡易裁判所に調停という形で話を進めますか?と尋ねられたので、春宮は、とにかく低周波から逃げたかったので、yesと答えました。低周波の測定をしなさいと、言われましたが、普通の騒音測定機では、計測出来ません…と答えましたら、計測出来なかったけれど、移設費用はこちらが持ちますから…という事で、調停に持っていく…と言われました。とにかく、市役所から、騒音測定機を借りてでも騒音を測定するように指示されて、事務所を出ました。
低周波の測定は、市役所の貸し出すような機具では、測定出来ないのに…と思っていましたが、フッと母校(大学)の公衆衛生学教室に同級生が残っていたのを思い出しました。アポもとらずに、そのまま、母校に行きました。久しぶりの母校、久しぶりに同級生に会えました。低周波の被害を話し、弁護士さんから測定するように言われたけれど、低周波測定出来る機器備えて所を教えて欲しい…と、頼みました。同級生は、低周波測定を個人がするのは大変な事なので、労働衛生を専門にしている先生に聞いて、測定してくれる所を郵送してくれる…と言ってくれ、帰宅しました。
後日、測定してくれる業者を書きだされた用紙が届きました。その用紙に書かれている業者に片っ端から電話しましたが、何処も測定を受けてくれません。労働衛生の先生の名前を出しても駄目でした。そのうちの一ヶ所の方が、個人はトラブルになるから受けない…と言われました。何故か尋ねたら、一晩の測定に数十万円かかり、低周波は、殆ど測定出来ないので、支払いトラブルになるから皆さん受けない…と話してくれました。困って、県の消費生活センターの担当者に連絡報告をしましたら、県の環境衛生研究所で先日、低周波測定をした…という事を調べていて下さっていました。春宮からの相談の後、担当者の方は、低周波被害の事を調べていて下さったのです。早速、環境衛生の測定なさる方の所に電話をかけました。運良く測定なさる方が電話に出られて、測定はするが低周波は測定しても結果が伴わない事と、市役所の環境課からの依頼でないと、県は測定に動けない事を伝えられました。仕方なく市役所の環境課に電話して事情を話し、県に測定を依頼してくれるように頼みました。市役所の環境課は、そのような測定をした事がないらしく、はじめてのケースだと言いますが、依頼があれば県の担当者は受けてくれます…と言い、市役所のお尻を叩いて依頼させるという有様でした。県で、低周波の測定の出来る方は、たった一人で、県ですと公的機関なので、一晩数十万円の費用が無料になるそうです。それを何日間かして下さるのですから、有難い事だと、地獄に仏…の心境でした。測定値が出なくても、測定出来なかった…というのがデータなのですから、測定する事に意義があるのです。このような状況では、低周波被害が表に出ない筈です!