◎東京地裁コメントの読みかた
ゴーンさんが日本を脱出したのは、当然のことである。我が国の司法制度は、人権尊重をうたう憲法に大きく背くものであり、検察の横暴を見過ごしてきた裁判所の無作為は、犯罪に等しいものであって、言い逃れのできないものである。
我が国の憲法に背き、自白を強要するためだけに、被告人を無制限に勾留し、非人道的な扱いをするのが、検察の常である。それは、検察によって起訴された被告人を当然のごとく犯罪者として扱っており、国連人権規約に反した大罪であることは、十分知っている。しかし、そんなことはどうでもよい。我々裁判官は、検察と協力して裁判をスムーズに運ぶという大事な職務を担っているのだ。
被告が否認している場合は、無実であろうがなかろうが、長期の勾留を認め、何年続こうが、ダラダラ裁判を長引かせ、無罪を主張するよりも、有罪判決を受けて、早く裁判を終わらせたいと被告人が思うまで、精神的に追い詰めるのが、日本の裁判のやり方である。相手が、病人の場合は、なおさら有効である。検察がいったん起訴したからには、無実だとわかっても、検察のメンツをつぶさないためには何でもやってしまう。正義の遂行より自己保身が優先するのが、当たり前の人間ではないか。そのため、検事たちは、懸命に悪知恵を働かしているのだ。知っての通り、検事には東大出身者がずいぶんいる。悪知恵の宝庫だ。当然、裁判所も、彼らの機嫌をそこねないように、検察の主張に口をはさむことは、ほとんどない。これ、日本の常識。それが、有罪率99.9%の検察の力を支えている。
我が国において有罪率が高くなっているのは、時には証拠を捏造したり、無罪を示す証拠を破棄したりするなど、並々ならぬ検事の努力のたまものである。
本件についても、検察は、日本版司法取引をはじめ、ありとあらゆる汚い手段を弄して、被告人ゴーンの人権を蹂躙しつつ、証拠のでっちあげに励んできたものである。
被告人ゴーンが貧乏人であったら、もっと簡単に有罪に持っていけたのに、金持ちだったので、うまく事が進まなかった。金持ちだという妬みもあって、妻との接触を許さないという意地悪もしたのだが、うまくいかなかった。残念がる検事たちの気持ちはよくわかる。
ここまで徹底的に有罪に向けて努力してきた検察に恥をかかせるような、国外逃亡などしやがって、検察に協力してきた我々裁判所ののメンツはどうしてくれるんだ。
とは言っても、このまま裁判を始めても、まともな証拠は出てこないし、不当判決を下すしかなかったんだから、ゴーンさんが国外逃亡してくれたおかげで、意に沿わない判決を下さなくなって、ほっとしている。ゴーンさん、ありがとう。一応、建前として、ゴーン憎しのコメントを出しますが、4人の裁判官のうち少なくとも3人は喜んでいるはずです。部長検事は別として、特捜検事のうち何人かはまじめな奴もいるはずです。そいつらも、ゴーン国外逃亡という大きなお年玉をもらって、思ったよりうれしいお正月を迎えられたんではないだろうか。
ところで、今年4月には、京都で開催される国連犯罪防止司法会議が待っています。人質司法として名を売ってしまった、日本の司法の非人道的なしくみに対する糾弾が始まるのだろう。日本からは誰が出席するんだろう。まさかシュレッダーの人がトンチンカンな開会のあいさつをするんだろうか?桜の会改め、政府主催のブラックジョークの会となるやも?楽しみが待っている。
ゴーンさんが日本を脱出したのは、当然のことである。我が国の司法制度は、人権尊重をうたう憲法に大きく背くものであり、検察の横暴を見過ごしてきた裁判所の無作為は、犯罪に等しいものであって、言い逃れのできないものである。
我が国の憲法に背き、自白を強要するためだけに、被告人を無制限に勾留し、非人道的な扱いをするのが、検察の常である。それは、検察によって起訴された被告人を当然のごとく犯罪者として扱っており、国連人権規約に反した大罪であることは、十分知っている。しかし、そんなことはどうでもよい。我々裁判官は、検察と協力して裁判をスムーズに運ぶという大事な職務を担っているのだ。
被告が否認している場合は、無実であろうがなかろうが、長期の勾留を認め、何年続こうが、ダラダラ裁判を長引かせ、無罪を主張するよりも、有罪判決を受けて、早く裁判を終わらせたいと被告人が思うまで、精神的に追い詰めるのが、日本の裁判のやり方である。相手が、病人の場合は、なおさら有効である。検察がいったん起訴したからには、無実だとわかっても、検察のメンツをつぶさないためには何でもやってしまう。正義の遂行より自己保身が優先するのが、当たり前の人間ではないか。そのため、検事たちは、懸命に悪知恵を働かしているのだ。知っての通り、検事には東大出身者がずいぶんいる。悪知恵の宝庫だ。当然、裁判所も、彼らの機嫌をそこねないように、検察の主張に口をはさむことは、ほとんどない。これ、日本の常識。それが、有罪率99.9%の検察の力を支えている。
我が国において有罪率が高くなっているのは、時には証拠を捏造したり、無罪を示す証拠を破棄したりするなど、並々ならぬ検事の努力のたまものである。
本件についても、検察は、日本版司法取引をはじめ、ありとあらゆる汚い手段を弄して、被告人ゴーンの人権を蹂躙しつつ、証拠のでっちあげに励んできたものである。
被告人ゴーンが貧乏人であったら、もっと簡単に有罪に持っていけたのに、金持ちだったので、うまく事が進まなかった。金持ちだという妬みもあって、妻との接触を許さないという意地悪もしたのだが、うまくいかなかった。残念がる検事たちの気持ちはよくわかる。
ここまで徹底的に有罪に向けて努力してきた検察に恥をかかせるような、国外逃亡などしやがって、検察に協力してきた我々裁判所ののメンツはどうしてくれるんだ。
とは言っても、このまま裁判を始めても、まともな証拠は出てこないし、不当判決を下すしかなかったんだから、ゴーンさんが国外逃亡してくれたおかげで、意に沿わない判決を下さなくなって、ほっとしている。ゴーンさん、ありがとう。一応、建前として、ゴーン憎しのコメントを出しますが、4人の裁判官のうち少なくとも3人は喜んでいるはずです。部長検事は別として、特捜検事のうち何人かはまじめな奴もいるはずです。そいつらも、ゴーン国外逃亡という大きなお年玉をもらって、思ったよりうれしいお正月を迎えられたんではないだろうか。
ところで、今年4月には、京都で開催される国連犯罪防止司法会議が待っています。人質司法として名を売ってしまった、日本の司法の非人道的なしくみに対する糾弾が始まるのだろう。日本からは誰が出席するんだろう。まさかシュレッダーの人がトンチンカンな開会のあいさつをするんだろうか?桜の会改め、政府主催のブラックジョークの会となるやも?楽しみが待っている。
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