もう遅いかもしれないけれど、何でもかんでも総ブログ化計画:【募集07】こんなトラックバックは嫌!受け手の本音を赤裸々にへトラックバックを送ります。
こんなトラックバックはイヤだ、という話はこのブログ上では何度も繰り返されてきたことなので、一番代表的な記事と思うこの記事をトラックバックさせていただきます。
僕の嫌いなトラックバックは、自分のところに送られてきたか、人様のブログのトラックバック一覧にあるかにかかわらず、受信者側への言及が無いトラックバックです。受信者側へ言及している、ということは必然的にリンクもしてあると言うことになります。
(以上、2005/03/16追記分です)
このところ何度か記事にしている「リンクはしないでトラバする」関連ですが、僕はこのことが必ずしも非と考えているわけではありません。
非とはしていないながらも、やはり推奨はしないわけでして……
関連記事:
そのトラックバックはどうだろう?
そのトラックバック・読者にとって、本当に便利か?
他、カテゴリ:
トラックバックの話
「正しいトラックバックの使い方」の共通した認識が存在しないから、時には自分の意に反するトラックバック(以下TBとします)が来ることは仕方がないことと思います。そうした事を避けるために、「ローカルルール」「トラックバックスタンス」と称して自分のブログでのTBに対する考え方を書き、意にそぐわないTBは削除することを宣言する方もいらっしゃいます。gooブログではあまり見かけないのは、アドバンス(有料版)にしないと、自分の任意の場所にローカルルールを設置することができないからでしょう。
(例によってテキトーこいてますが)
もっとも、このローカルルールをすべての人が読むわけではないし、読んでも必ずしも守られるわけでもないので(そもそもローカルルールが守られるか否かは、読者の善意にかかっているし、そのローカルルール自体に正当性が感じられない場合も多々あります)、嫌なTBが完全に無くなる事はないのでしょうが。
僕の個人的なTBの削除基準は、
絵文禄ことのはの松永さんが書かれている
トラックバックspamとトラックバック削除の基準とほぼ同じです。
内容・テーマが合致、先方からのリンクはない……これは悩む
内容はあまり関係なく、先方からリンクはない……何でトラックバックしてきたの?削除
絵文禄ことのは:トラックバックspamとトラックバック削除の基準
ここで、前の記事
そのトラックバックはどうだろう?、
そのトラックバック・読者にとって、本当に便利か?で書いたような「関連しているから、リンクはしないけどTB」の問題になります。
重要なのは、どこからが「関連している」と捉えるかです。
確かに同じ単語を使っているけれども、共通性はそれだけで、明らかに「こちらの記事を読んでいるとは思えないようなもの」が「関連している」とは、僕は考えません。(読んでいる事が感じられても、必ずしも「関連性がある」訳ではないのですが、悪意はない、と判断します)
例えば、先ほど書いたような「TBスタンスを謳う記事」に対して、ブログ検索などで辿り付いた方が「これが僕のTBスタンスです」と記事を書き(自分のスタンスを書いているだけなので、リンクはしていない)、TBした場合、「関連している」と言えるのでしょうか?
人によっては「TBスタンスという同じ話題だから、そのTBは正当」と判断をされるでしょうが、普段読みもしないブログ主のTBスタンスを知らされても、送られた方とその読者にとっては何の意味もないわけです。
じゃあ、そんなTB記事に、自分のブログ記事に対してリンクが貼ってあったら、どうでしょうか? 実はその場合も「単にリンクが貼ってあるだけ」なら、僕はTBする意味はほとんどない、と考えています。
「とりあえずリンクは貼ったからTBする」を何でも認めると、場合によっては無差別(ブログ検索で同じ単語が使われている、というだけの理由は無差別に等しいと考えます)
大量TBを送る人のエゴをムリヤリ正当化することになりかねません。
しかし、リンクが貼ってあることで、TBされた側が「あからさまな宣伝」とは考えない可能性は多少増えてきます。要するに「単なるアクセス稼ぎなどの悪意めいたもの」があってTBしてくるものは論外として、リンクがあることによって、悪意のないトラックバックがスパムと思われない工夫はしておいた方が良い、というのが僕の考えです。
そうは言っても、先ほどの「TBスタンスの記事」の例のように、ただリンクをしているだけのTBは、相手にとっても、相手の読者にとっても有益な情報とは言えないことも事実です。
先日
sandmanさんから頂いたコメントから抜粋です。太字による強調は僕・えっけんの手によるものです。
「リンクなきトラバ」と「コメント」 (sandman)
2005-01-07 01:24:56
---略---
私は、後付の言い訳としてではなく、「リンクなきトラックバック」も「トラックバックなきリンク」も、リンク元やトラックバック先の読者のことをしっかりと考えた上で行うべきだと思っています。
例えば、記事の末尾に「トラックバック送信先リストです。」なんてリンク集があったとしても、内容が関係なければ、迷惑ですよね。
今後、この例のように記事の関連性など関係なく「リンクがあればトラックバックOK」のような風潮が生まれるほうが、有益な記事へのアクセスが阻害される可能性が大きいのではないか?と、私は考えるようになってきています
結局上記引用文の、太字の部分が大事なんです。
で、リンク無しTBが「相手の読者のことを考えてやっている」と言うのは、そういう場合もまったくないわけではないのでしょうが、僕が疑問に思うのは、その人は何故「相手の読者のことを考えて、相手の記事へ自分の記事へのリンクを貼っている(TBの事ね)」のに、自分のブログの読者の事は考えていないのか、という事なんです。
関連したブログ記事へ簡単に渡って歩ける機能としてTBを活用するなら、それ以前に自分の記事から簡単に関連記事への橋渡しをするべきじゃないか、TBの前にリンクすることこそ、読者のためを考えた行為ではないのか、ということです。自分の記事を「読者にとって便利」にするためには、TB先の相手にTB返しをしてもらわないと何の意味もありません。しかし相手にそれを求めるのは、あまりに自己中心的です。
じゃあ「リンクさえしておけば、何でもTBして良い」という話か、というと決してそんなことはないわけでして、sandmanさんが仰っている、
今後、この例のように記事の関連性など関係なく「リンクがあればトラックバックOK」のような風潮が生まれるほうが、有益な記事へのアクセスが阻害される可能性が大きいのではないか?
というのは、まったくその通りでありまして、リンクの有無に関係なく、あまりに安易にTBが乱発されると、ゴミの中から宝捜しをしなければならない状況になってしまいます。そんなことまでして、読者がTBリストから他のブログを渡り歩くか、と考えると、その可能性はかなり低くなってしまうでしょう。
真鍋かをりさんのブログに寄せられる読者のトラックバックが、実はほとんど読まれない(根拠はないけど、当たっているとは思う)のは、そうしたクソTBがあまりに多いからですね。
こうした風潮が一般化されると、TBの持つ優れた部分が台無しになってしまいます。(余談ですが、
真鍋かをりのここだけの話とは反対に、
週刊!木村剛に送られているTBは、本人が読んでいるわけじゃないかもしれないけど、関係者がすべて目を通しているっぽいところがあり、あからさまにヘンなTBが少ないような気がします)
僕がTBをする基準は次の通りです。
- 相手の記事を引用し、引用部分に対し発展的な意見を述べている(つもり)の場合
(単に「この人に同意」程度では引用のみにとどめます。この記事から絵文禄ことのはへはTBしていません)
- 相手の記事に対して、批判的なことを述べる場合
(単なる悪口を書いているつもりはありません。悪口を書く場合は、どこのことかは触れずに書きますので、TBしません。「悪口か批判か」は、そのうち記事にするつもりです)
- 相手の記事へのリンクの有無にかかわらず、自分の記事が相手の記事を大きく補足する場合
(難しいのは、それが本当に補足しているのか、ということです。その判断が甘いと、関連性が低い=宣伝TBと思われてしまいます)
現在は以上の三点のうちのどれかが満たされている時に、TBを入れているつもりです。
以前は「相手の記事に大きくインスパイアされて記事を書いた場合」もTB入れていましたが、この使い方は、自分がされて不快とは思わないものの、最近はやっていないし、今後そうした記事を書いた時に使うかどうかも微妙です。
関連記事:
続・リンクしないでトラバする