EKKEN♂

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続・リンクしないでトラバする

2005-01-09 | Trackback
 gooブログでは、オートトラックバック機能がついていていて、この機能を有効にしている方もいらっしゃることと思いますが、トラックバックスパマーと誤解されないためには、この機能を切ることをオススメします。
 gooブログの編集画面では、一度に送れるトラックバックは1箇所のみ、という大変不便なものなのですが、簡単に何箇所にも送ることの出来るオートトラックバック機能は、同じ記事へのリンクに対して複数のトラックバックを送ってしまうらしく、悪意の無いリンクによって、相手のブログに対していくつものトラックバックを同時に送ってしまうことになります。
 トラックバックを受け取った方は、相手の記事を読めば、単なる手違いで送ってきたことに気付くとは思いますが、複数のトラックバックが送られてきたことで、嫌がらせと思われてしまうことになりかねません。自分のブログの「最新のトラックバック一覧」が、同じブログから送られてきたトラックバックで埋め尽くされていたら、あまり気持ちの良いものではないですよね。
 
 リンクしないでトラバする等でも触れているのですが、ブログ検索などで「共通の話題」を書いているところを探して、相手の記事へのリンクをせずにトラックバックを送る行為、僕はこれを、やはりスパム行為と判断します。
 自分のブログを少しでも多くの人に読んでもらいたい、という気持ちは、理解できるのですが、同じ話題を取り扱っているという理由だけでトラックバックを送るのは、相手に対して失礼です。
 同じ話題を扱った記事だから、という理由で相手のブログの記事を言及していないトラックバックを、全て正当なものとして認めてしまうと、とんでもないことになります。
 ブログ検索サイトを使えば、誰でも知りたい情報が載ったブログを見つけることが出来るのに、ブログ検索サイトが、そうした情報を知る為ではなく、宣伝トラックバックを送るための手段に成り下がります。また、ブログ検索サイトで見つけた「似た話題」を扱っているだけという理由で、トラックバックを送るのは、相手を「ブログ検索も知らないのか」と馬鹿にしているようなものです。
 
 僕はこれまでに、「トラックバックの話」というカテゴリで、個人的なトラックバック観を30近く書き綴っていますが、「トラックバックに触れた話題見つけたから、‘トラックバックの話カテゴリ’の記事全てからトラックバック送る」となったら、受けたほうとしてはどうです?
 RECENT TRACKBACK一覧は10個までしか表示できないのですから、それが全てむだづかいにっき♂からのトラックバックで埋め尽くされるんですよ。
 他の人から貰った有意義なトラックバックが、まだあまり読まれていないうちから、全て目立たなくされてしまうんです。そんなトラックバックなら、たとえリンクがなされていたとしても、迷惑行為以外のなにものでもありません。

 僕の「トラックバックを送るスタンス」の一つとして、前の記事において、こんなことを書きました。
相手の記事へのリンクの有無にかかわらず、自分の記事が相手の記事を大きく補足する場合 (難しいのは、それが本当に補足しているのか、ということです。その判断が甘いと、関連性が低い=宣伝TBと思われてしまいます)
むだづかいにっき♂:リンクしないでトラバする

 僕はこの考えに基づいて、何度か他所様への「リンクなしトラックバック」を行っていますが、これって多大に自信過剰な行為なんですよね。
 自分は「いや~、オレ、あいつの記事に関連する話題で、こんな凄いこと書いちゃった。よぉし、トラックバック送っちゃうぞぉ!」などと思っていても、相手にとっちゃ大した事じゃなかったりするものです。トラックバックを送られたほうが、「この記事に関することで、こんな凄いことを書いてくれた人がいる」と感じてくれなければ、「なんなの、これ?」で終了です。
つまり、「自分が読む自分の文章」というものは基本的に名文なのである。
不倒城: ひとり語りは面白いのかどうか、について。

 上記引用元で書かれているように、自分の文章は、文章として書かれていること以上に脳内変換がされるので、他人が同じ文章を読んだ時よりも分かりやすく、そして名文なのです。自分が名文だと思っているほど、他人が読んで素晴らしいものではありません。自分は「相手の記事を、より掘り込んで書いている」つもりでも、第三者にとっては「言葉の言い換え」程度にしか思ってくれないものです。
 「同じ話題だからトラックバック」は、自分が思っているほど他人にとって役に立っているわけではないのです。そうした理由で大量に送られてきたトラックバックは、その数の多さから、かえって誰にも読まれないものになるでしょうから。
 
 
 「リンクしないでトラバする」に関しては、絵文録ことのは:トラックバックの有効な使い方を考える の始めの方にある説明が分かりやすいと思います。自分からリンクしていないトラックバックは是か非かの部分を熟読しただければ幸いです。

ブログでは空白の使い方が大切、ですか?

2005-01-09 | WEBにまつわる話
 このブログがすごい! は、ネット上に数え切れないほど存在するブログの中から、面白いブログを見つける参考書として楽しむことが出来ると思うのですが、編集部のブログ、このブログがすごい!BLOGで書かれていることを読むと、ちょっとがっかりします。
ただ、この改行を意識するというのは
多くの人にブログを読んでもらいたいと思う人にとって
大切なことだと思います。

原稿用紙で改行するようなケースなら
ブログにおいては1行空けて書くべきかな
と思いますね。
このブログがすごい!BLOG:ブログでは空白の使い方が大切

 メールで書く文章のような、読点毎に改行を入れるような文章は、ブログにおいて本当に読みやすいでしょうか。
 ポエムやネタ系ブログにおいては、文章のリズム感を作り出す為に、適度に改行を入れたり、時には空白行を作って「文章に空間を持たせる」事に、意味はあると思います。
 しかし、このブログがすごい!BLOG:ブログでは空白の使い方が大切の記事のような一般的な文章の場合は、僕個人的には、かえって読みづらくなることのほうが多いです。
 もちろん、10行以上にも渡って改行がないものとか、横幅固定のだだっ広いテキスト(livedoor Blogユーザーのコメント欄に多く見られるのは、livedoorが用意するデザインテンプレの仕様なのかしら?)として書かれているものも、相当読みにくいのですけど、これらの場合は、読みにくいと感じた人が、比較的簡単に自分で読みやすくすることが出来ます。
 改行がない文章でも、テキスト表示部が可変幅の場合は、ブラウザのエクスプローラーバーを広げるとか、ブラウザの表示幅を狭くすることで、自分の読みやすい1行の長さを決められるし、横幅固定で改行がないテキストであれば、HTMLタグが無効になってしまうけれども、エディタにコピペすれば、同じようなことが可能です。
 しかし、記事の筆者が「読者に読みやすい」と考えて、わざわざ改行を入れた文章は、読みづらいと感じた読者の方で、自分の読みやすい1行の長さを設定できません。
 テキスト表示部を広くしても、1行の長さは当然変わらないし、「もう少し短い方が読みやすい」と感じる読者が、テキスト表示部を狭くすると、改行の位置と区切り線の話で例に挙げた赤字の部分のようになってしまうのです。
 改行や句読点を意識して文章を書くのは、もちろん大事なことだと思いますが、自分が読みやすいと思う文章が、必ずしも他人にとって読みやすいわけではないのです。
 それであれば、読者が自分で読みやすく変更できるものについては、読者の任せたほうが親切な書き方ではないでしょうか。
 句読点の位置は読者には変えられないですが、フォントサイズや1行の長さは、変更することが可能なのです。
 どうしても「1行は短い方が良い」と思うのならば、テキスト表示部の幅を自分が読みやすいと思う幅で固定してしまえば良いとは思います(文字のサイズにもよりますが、350~450PXくらいの幅が、読みやすいと思います)。

いつもより意識的に改行&1行空きを使えば
もっと読みやすくなるブログはたくさんあるのになぁ。
このブログがすごい!BLOG:ブログでは空白の使い方が大切

 確かに、そういうブログはたくさんあるとは思うのですが、それを実行することによって、軽薄さが増すブログもあるでしょう。

関連記事:
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むだづかいにっき♂:改行の位置と区切り線の話