EKKEN♂

このブログは http://ekken.blog1.fc2.com/ に移転しました

クラシックビギナーにオススメ

2005-02-06 | 音楽の話
 クラシック音楽って、特別「これが好きっ!」というものがない人でも、たいていはお気に入りのフレーズがあったり、曲名は知らないのについ口ずさんでしまうものがあったりしませんか?
 時々「あの曲がどうしても聴きたいッ!」と思っても、自宅のCDライブラリにあるのはジェームス・ブラウンだったり、クレイジーキャッツだったりするものですから、困ったものです。 そもそもクラシックのCDって、ショップに行ってもどれを買ったらいいものか、ビギナーには分かりにくいものです。ベートーベンの「運命」は有名だけども、知っているのは「じゃじゃじゃじゃ~ん」だけだったりしますし、ヴィバルディの「四季」だって春の部分が流れていれば「あ、ヴィバルディだ」と分かっても冬の部分が流れていて気付く人って、そうたくさんはいないでしょう。あ、ちなみに僕も分かりません。CD持っているけど、そんなに聴いてないし。
 でもクラシック音楽って、じっくり聴いても「ながら聴き」していてもなかなか心地良いものが多いんですよね。
 で、手始めに得体の知れないシリーズ物の超廉価版CD(最近は100円ショップでも売っていますね)を買うのも良いのですけど、始めに買ったものが自分の趣味には合わなかった場合、そこから前進することが難しいものです。
 そこで僕がオススメするクラシックCDが、Hooked on Classicsです。(リンク先から試聴できるので、是非!)
 これはクラシックのイイトコ取りで、ロイヤルフィルハーモニー楽団が演奏する、誰もが知っているクラシック名曲の、誰もが知っている部分を打ち込みのドラムで繋ぎ合わせたクラシックのヒップホップみたいなものです。
 僕はこのCDの3枚組みを国内盤で持っていて、これを聴いている時に「このフレーズの曲は何という曲だったっけ?」という時にはライナーノーツを見れば一目瞭然、そこからその曲のオリジナルが収録されたCDを購入、なんてこともやっていたものですが、残念ながら国内版はAmazonからは見つけられませんでした。
 荘厳なハーモニーを、軽快なリズムで聴けるこのCDは、ドライブのお供にもピッタリです。

Hooked on Classics Hooked on Classics Vol.2 Hooked on Classics 3


Yahooブログの転載機能の問題

2005-02-06 | WEBにまつわる話
 後発ながら、無料ブログの大本命となるような勢いでユーザー数を獲得しているYahoo!ブログですが、どうもその「転載機能」がいろいろ言われているようです。
 絵文録ことのは:Yahoo!ブログは新たな「Y!転載厨」を生むかでは、このYAHOOブログの転載機能について、週刊!木村剛の転載問題を絡めて記事にされているが、YAHOOの転載機能とゴーログの転載問題は、正直全く無関係であり、絵文録ことのはの松永さんの木村さんに対するイチャモンと受け取られても仕方のないところだと思います。
 木村さんの転載問題については、週刊!木村剛[BLOG of the Week]堅い肉は小さく切っても堅い他で明示されている、以下の引用文から始まるお知らせで、何ら問題はないと思います。
(読者の皆さまへ)「BLOG of the Week」に掲載するブログは、事前に転載を承諾された方に限っております。このため、「BLOG of the Week」において、転載を事前に許可するブロガーは、トラックバックにおいて「投稿」であることを明示するようお願い申し上げます。 
週刊!木村剛: [BLOG of the Week]堅い肉は小さく切っても堅い

 もっとも絵文禄ことのはの松永さんは、こうした木村さんの「ブロガーの頂点に立とうとする図々しさ」を嫌っているのでしょうが。(ついでに言うと、僕も木村さんのブロガーとしての資質は低いと感じていますが)
 
 あぁ、しょっぱなから脱線しているよ。
 今回問題にしたいのは松永VS木村の行方ではなく、あくまでYAHOOブログの転載機能のこと。
 NAVERブログでも問題になったこの機能、確かに「記事を書く側」にとっては物凄く便利な機能ですし、YAHOOブログではこの機能をオフにすることも出来るそうで、オンにしているユーザー間で使うぶんには、一見問題ないと思うかもしれませんが・・・・・・
 僕はこの機能、使い方によっては他人に大迷惑をかけるものであり、正直、あまり望ましいものだとは思っていません。

 ちなみにこの転載機能、YAHOOブログのヘルプでは次のように書かれています。
Yahoo!ブログでは、ほかの記事の内容をコピーして、自分のブログ内に掲載できる機能があります。この機能を「転載」と呼びます。転載の手順は以下のとおりです。なお転載は、Yahoo!ブログ内の記事のみが可能です。

Yahoo! ヘルプ - Yahoo!ブログ

 ボタン一発で気に入ったYAHOOブログユーザーの他の記事を、自分のブログ記事に取り込むことが出来るらしいのですが、転載である旨と、その転載元が示され、その部分の改変ができないと言うものの、そもそも転載元の記事が第三者の著作権を侵して作成された記事であった場合、どういう対応がされるのでしょうか。
 コピーのコピーが非常に蔓延しやすいこの機能が、正しい引用法の下に使われるとは到底思えません。
 Yahooブログの転載機能をオンにしているユーザー間のみで、彼らのオリジナルの文章が転載されまくる(まぁ、そこまで使いまわされるほどの、優れた文章を書くユーザーはいないだろうが)分には全く問題ないでしょうが、ブログサービスの如何に関わらず、ニュースポータルからの転載だけで記事を成立させている違法ブログが、どういうわけかランキングの上位に存在していたりする事実からも、Yahooブログの転載機能が全て「正しく使われる」はずもなく、何らかの配慮があってしかるべきではないか、と思うのです。
 
 

宣伝トラバとの境界線

2005-02-06 | Trackback
 何度か述べているように、僕は「送信先への言及の無いトラックバック」は基本的に好きではないです。
 自分が好きでないものを、他人に行うのは如何なものか、と思うので、僕がトラックバックを使う場合は、その殆どが相手の記事の一部にでも触れたものです。
 でも「言及のないトラックバック」が、必ずしも非とは考えていません。
宣伝トラックバックお断りについて に頂いたharukoさんのコメントです。太字による強調は僕・えっけんが施したものです。
 ふと思ったのは、どこからどこまでが宣伝トラバで、どこからどこまでが、そうじゃないトラバなのかな、と。
 例えば、私のところで、「イラク市民レポート」というのを4回くらいやったのですが(記事を書いたのは別の人だが、その記事を私のブログ上で紹介するという形)、できるだけ沢山の人に読んでいただきたいと思って、「イラク」で検索を掛けてヒットしたブログ記事の中から、問題意識を共有していただけそうな方のところに、「イラク市民レポート」のTBを送りまくりました。
 私としては「宣伝トラバ」のつもりはなかったのですが、やってることは「宣伝トラバ」と同じですよね?別に相手記事の引用をしているわけでもなし、例えば、イラク議会選挙ならイラク議会選挙についての論評だというだけで、自分のところの記事を読んで欲しいというだけの理由で、TB打ちまくったんですから。

 相手に読んで欲しい記事をお知らせする、これはごく自然な欲求だと思うし、トラックバックという機能は、それを行うためにたいへん便利なものです。
 では「相手に読んで欲しい」は「単なる宣伝」なのでしょうか?
 もちろん、相手がどう受け取るかにもよりますが、僕は決してそんなことはないと思います。
 
 harukoさんのブログ、アラビア語に興味があります。は、イスラム文化圏の話題を中心にしたこだわりのブログ(という紹介で良いのか分からないけど、ハイパーリンク世界史事典アラビアのページから得た知識では「アラビア」=「イスラム文化圏」と思いました)です。アラビアにとことんこだわった記事と、その読みやすい文章から、僕のお気に入りgooブログ10傑の一つとなっています。
 で、彼女が行ったという「相手記事の引用をしているわけでもない」記事のトラックバックですが、実際にそれがどんなものであったのか分からないものの、彼女のコメントを読む限りは、あまり気にすることはないのではないか、と思います。
 理由はいくつかあります。それは彼女が、単にアクセスを稼ごうとして行ったものではない、ということ。それと扱っている話題が、マイノリティながら社会性が高い記事だった、ということ(おそらくイラク議会選挙1から始まる一連のものと思われます)。
 ただアクセスを稼ぐ為にトラックバックを送るなら、有名人ブログや人気ブログにターゲットを絞る方が手っ取り早いです。しかし、自分のブログを少しでも長く続けたいのなら、この方法は避けるべきです。関連するキーワードがないことから、大部分の人は宣伝トラックバックであることを見抜き、かなりの高確率でバッシングされるでしょう。
 
 ではブログ検索などを用いて、同じ単語を使っているブログをターゲットにしてトラックバックを送った場合はどうでしょう?
 その場合、大切なのは「相手に読んで欲しい」のか「読んでもらわなくてもアクセスが稼げればいい」のかで大きく変わってくるものだと思います。
 「相手に是非とも読んでもらいたい」のなら、その記事の内容がそれなりに充実していなければならないでしょう。普段から交流しているブログ仲間へのトラックバックなら、そこまで考える必要は無いでしょうが、先方がこちらのことを知らない場合、相手のことを言及していない・あるいは相手の記事の質よりも大きく下になる場合は、トラックバックを送って「読んでもらう」ことを半ば強制する以上、相手にとって気分のよいものではありません。本来読む価値が無いブログを、トラックバックを送られたことにより、かなりの高確率で読んでしまうことになるからです。(もちろんトラックバックされた記事を、必ず読まなければならないわけではないですが)
 単にアクセスだけを稼ぎたい場合は、自分の書いた記事の内容なんて関係ありません。極端な話「今日はカレーライスを食べた」という他人にとってはどうでも良い話を、「カレーライス」という単語でブログ検索をかけて、該当したブログに向けて片っ端からトラックバックを送信、ということになります。「カレーライス」という言葉以外無差別に送信すれば、反感を買うことになりますが、狡猾なスパマーは、始まったばかりのブログとか、トラックバックが殆どついていないブログにターゲットを絞って送信します。
 見知らぬ人から貴重なトラックバックをもらった初心者は、嬉々として「トラックバックありがとう」と報告しに行きますが、なんともマヌケな姿だなぁ、と思うのです。実際にこうしたトラックバックを喜ぶ人は、少なくはないと思いますが、送信者の記事内容の質が低いにもかかわらず、「トラックバックをもらった」ということのみに関して礼を述べるのは、質の低いトラックバックを蔓延させる元凶となるものだし、形成されたコミュニティ内で行われることについては許容するものの、トラックバックそのものを無効化するようなトラックバックについては、無条件に削除されたほうがよろしいかと思います。そうしないと、受信者側の記事に寄せられるトラックバック全てが「質の低いもの」として認識されるからです。
 相手の記事に言及していない記事でも、相手が有益な情報だ、と思うような記事なら、トラックバックを受けたことにより相手は感謝するはずです。
 しかし「有益な情報」と判断するのは送信者側ではなく受信者側である、ということを忘れてはなりません。
 
 harukoさんから送られたトラックバックは、問題意識を共有してもらえそうな方を選んでいることから、僕は問題視しませんし、マイノリティな話題なだけに、送られた方々の方も恐らくはお喜びになっていることと思います。
 しかし、誰もが話題にするようなものを、「同じ話題を扱っているから」という理由だけでソラックバックを送信するのは、そのトラックバックに理解をいただけない場合もある、ということを知っておいたほうが良いと思います。
言及はしていないが、関連した別の記事なんてものは、わざわざトラックバックを送ってもらうまでもなく、ブログの検索で簡単に知りえること

むだづかいにっき♂:そのトラックバックはどうだろう?

 今書いているその記事、どこかにトラックバックを送信したくてウズウズしている人もいるかも知れません。
 トラックバックを送ること自体は、僕は良いことだと思います。
 ただ、トラックバックを送信しようとしているその記事が、相手や相手のブログの読者にとって、少しでも有益足りえるものでない場合は、もう少し慎重になったほうがよろしいかと思います。