EKKEN♂

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自己診断:いいブログの条件

2005-02-21 | WEBにまつわる話
 好きなブログは数あれど、カネシゲタカシさんのブログは、僕が特に「いいブログだなぁ」と思うものの代表格です。
 カネシゲタカシの野球と漫画☆夢日記:「いい野球ブログ」ってなんだろう?において、彼が列記した「いいブログの条件」について、頷いたりツッコミを入れたりしてみましょう。
 
■頑張って更新している。

 自分自身では更新に対して「頑張っている」つもりはありません。基本的に「書きたいことがあるから書く」が原則です。
 更新の義務にとらわれてしまうと、良い記事は書けないと考えています。
 「更新を頑張る」こと=更新頻度に限定していがちになりますが、記事の多いブログが決して「良いブログ」とは言えないような気がします。多くのブログについて「過去記事は読まれない」ものです。記事の量をふやすことで、せっかく書いた良質の記事が、あまり読まれないうちに流れてしまう危険性があります。
 (記事を多く書くこと 参照)
 自己診断→△
 更新意欲という面で頑張っているつもりはないけど、一つの記事を書く際は時間をかけて、複数のブログの意見を読みながら書くことが多いです。
 
■リンクや引用が効果的に張られている。

 関連する他所のサイトへのリンクというのが「面白いブログ」の条件の一つである、と僕は考えています。「更新が楽な日記ツール」としてブログを利用している人を否定する気はありませんが、僕はブログの面白さとして「他者のサイトに対する言及」を重視します。リンクを並べるだけのブログが、僕にとってはつまらないと思う事が多いのは、そこに書き手の自己主張を感じることが少ないからです(BLOG界の出来事のように、こだわりを持ってリンクを羅列しているのは例外です)。
 自己診断→○
 特に意見を述べる記事の場合、自分の考えだけを書き連ねるのではなく、その意見の根拠となるサイトへのリンクがあるとないとでは、記事に対する説得力が違うと思います。

■見やすいレイアウト。

 趣味の違いもあるかもしれないけれど、3カラム(両サイドバー)は、読みにくいです。
 最終的には「書いている中身」なのですけど、第一印象で読みにくいと感じたブログは、読みたくないものですから、レイアウトが見やすいか否かは重要だと思います。僕は「自分が読みやすい」ことを条件にこのブログのカラーやフォントサイズを変えましたが、このデザインを読んでくれている誰もが読みやすいというわけではないわけでして、難しい問題ではあると思います。
 ・記事部分に背景画像アリ
 ・フォントサイズが小さい・しかも固定サイズ
 ・ブラウザ窓最大化・エクスプローラーバーを適度に表示した時に、横スクロールさせられる
 以上のブログは、個人的に好きではありません。
 自己診断→○
 ここで×がつくようなら、デザインを根本的に考え直しています。ただしお遊びでたまに変更する時は別。
 
■単純な誤字脱字が少なく、読みやすい本文。

 これは頭のイタイ部分です。
 テキストエディタを使用して記事を書いているので、書き終わった後に読み直して誤変換などを極力減らしているつもりですが、自分の書いた文章を書き終えた直後に読み直しても、なかなか気づかない物です。どんなに良いことが書いてあっても、くだらない誤字のせいでブログの質を落としてしまいがちになるので、十分注意したい所です。気をつけよう……
 自己診断→×
 ときどきこっそり古い記事の誤字脱字を直しています。言い回しのおかしな部分なども、指摘された物とは別に、修正しています。
 根本的に考え方が変わった物については、新たな記事を書くか、その記事内で変更したことが分かるように記述しています。
 更新がなくてもBlogPeopleに更新通知があるときは、どこかの記事が修正されているのです。
 っていうより、いつもこんな長い文ばかり書いて、誰もが「読みやすい」とは思わないはず。
 
■コピペだけで済まさず、何らかの自分の意見が添えられている。

 コピペだけで済ませるのなら、WEBで公開するな、と思いますね。個人のサイトで何をしようと勝手だ、という人もいますが、著作権を有する物のコピペは、その使い方によっては犯罪です。少なくとも「引用」の域に達することが出来ないのなら、安易にコピペを繰り返す物ではありません。
 自己診断→○
 コピペブログは嫌いですから、トーゼンです。

■写真やイラストが楽しい。

 僕はあまり画像を使わないけれど、綺麗な画像があるブログは好きです。
 イチオシは「あやっちのビストロ
 自己診断→×
 使っている画像はPCの画面キャプチャとAmazonのものばかり。
 イラストや写真はセンスの悪さを露呈してしまうことになるので、滅多なことでは載せられません。

■開くときに軽い。

 サービス提供サイドのサーバ不調による「重さ」なら、運営者を責めるべきではありませんが、不必要に巨大な画像を載せることは、ブログの「重さ」に影響しますね。現在gooブログでは、アップロードできるファイルサイズの限界1Mですが、この限界サイズでも、ブログの重さにかなり影響があると思います。現在、僕はAmazonアフィリエイトの画像を使用していますが、これらも「重さ」に影響することなんですよね。ブログに限った話ではなく、サイトに共通して言えることでしょう。
 現在のgooブログのテンプレ紹介ページは、まるでダメなサイトの典型です。
 自己診断→○
 ブログ以前から、最も気を遣っている部分です。
 
■トラックバックやコメント欄の管理がしっかりしている。

 コメントは批判だろうがイヤガラセだろうが、絶対に消さない、という人もいるようですが、批判の場合はともかく、あからさまなイヤガラセに対しては、しっかり対処し削除すべきです。「氏ね」のような文字の羅列がたくさんあるようなブログはみていてあまり気持ちのよいものではありません。
 批判については、相手の主張をよく読み、受け入れた方がよいと思う物については受け入れ、自分のスタンスと大きく異なる物の場合は、受け無しがしても構わない物と思います。
 頂いたコメントに対する返答、いわゆる「レス」ですけど、僕は必ずしもレスをつける必要はないと考えています。意見を求めるような記事の場合は、お礼の意味をこめたり、あるいは寄せられたコメントから、議論を深めるうえでのレスはあったほうが良い、と思いますが、例えばネタに徹する記事の場合は、レスをすることで、シラけたものになってしまう場合もあるでしょう。あえてレスをしないことで「コメント欄の管理」ということも考えられます。
 自己診断→○
 昨年6月からのコメント・トラックバックは全てメールデータで保管しています。必要な時は検索をかけて読み返し、新たな記事へ反映させています。いい加減メーラーが重くなってきたので、削除を検討していますが。
 日本語になっていない嫌がらせ的なコメントは、しばらく放置してバカを晒した上で、削除。
 
■書き手の個性が出ている。書き手の顔が見えるようなブログ。

 以前他人の不幸は蜜の味のLSTYさんがどこかで書いていたのですけど、「誰もが納得するような記事はつまらない」といことです。要するにありきたりなことなら、わざわざ他人の書いたものを読まなくてもよい、という事でしょう。同じ意見の小さな積み重ねが「誰もが考えること」だとすると、そうした意見は決して無意味ではないのでしょうが、僕もLSTYさん同様、ちょっとヘソマガリな「その人ならでは」の意見が述べられているブログのほうが面白いと思います。先日の女性タレント強盗経験告白事件では、彼女を叩く発言ばかりで、よほど独自の論理を見せてくれないと「読み物」としての面白さを感じない物ですが、どこかに物凄く大胆な論理展開で、しかもなかなか責めるべきところが少ないような面白い擁護文を書いている人はいないものですかね?
 自己診断→△
 ズバズバものを言う人、という印象があるかもしれないですけど、広くブログを巡っていると、自分がありきたりなことを書いているのを思い知らされます。
 
■公序良俗に反しない。

 公序良俗の意味についてはリンク先(goo辞書)を見てもらうとして、あるブログが公序良俗に反するかどうかを判断するのって、難しい問題ですよね。哲学的にセックス論を展開するのは公序良俗には反しないと、僕は思いますが、自分のセックス経験をセキララに綴っているブログがどうなのか?
 野球ブログに関して言えば、テレビやラジオの野球中継を見聞きしながら、その実況を元に主観的な意見を排除してブログで綴るのは、いかがなものか、と僕は思うのですね。いや、カネシゲさんのブログがそうだ、といわけではなくですよ。野球ブログが「単なるラジオの又聞き中継」であるならば、たとえ「速報」であっても、僕は「良いブログ」とは言えないと思います。
 自己診断→△
 法や利用規約は守っているつもりですが、他者への批判を好まない人が多いことから、人によっては公序良俗に反するブログ、という認識はあるかも。
 
■開放的である。すなわち閉鎖的でない。

 コミュニティの形成が確立したブログは、仲間内にはとても楽しいものでしょう。そのコミュニティ内で盛り上がっているのであれば、その人たちの中では「良いブログ」かもしれませんが、ふと気になった記事に対して、新参者がコメントしにくいようなブログは、面白くないということはなくても「良いブログ」という判断はしにくい物です。
 自己診断→○
 アクセス数のデータを見ると、IP数にはあまり変化がないのに、PV数で減少しています。ロムラーさんが多いということなのでしょう。自分ではイチゲンさんお断りのつもりはないのですし、批判的な意見も歓迎です。


 自己診断結果。
 ○ 6個
 △ 3個
 × 2個
 ちょっと甘すぎですかね?

続・日本ブログ大賞

2005-02-21 | goo BLOG
 gooブログスタッフの村井さん、ありがとう。
 gooブログからの 日本ブログ大賞2005推薦ブログ の一つに選んでいただき、光栄です。
 でも村井さん、僕が日本ブログ大賞を小馬鹿にするこんな記事を書いていることを、ご存知でしょうか?
 それともご存知のうえで、イヤミで推薦ですか? あ、一応(爆)と書いておこう…


 最終的に応募エントリに寄せられたコメントだけを見ても300人近い応募(殆ど自薦)があったわけですが、gooブログスタッフ様が選ばれたブログは、全てgooブログセレクションに登場したことのある物となってしまいました。スタッフ様の方で「面白いブログ」と認定していただいたことは、大変嬉しいことですが、新たな面白いブログの発掘という点を考慮すると、多少疑問点が残ります。
 僕はブログナルシストなので、ときどき自分の古い記事を読み返しているのですが、正直、昨年の夏から秋にかけての「旬」を過ぎてからは、このブログの面白さは下降線を辿っております。
 幸い、巡回先の皆様が面白い記事を書いてくれるので、ネタには困りませんが、古くからこのブログを読んで頂いている皆様からすれば「激しく既出
 そうした場にこのブログを取り上げるのは、ある意味僕の恥晒しかもしれません……
 


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そのメールマナーってどう?

2005-02-21 | WEBにまつわる話
 メールを受信した際に気になることがあります。
 メール本文のことではないのですが、メッセージの「宛先」に表示されている受信者側(この場合、僕)の名前一覧ですね。
 「ビジネスマンのためのメールマナー」みたいなムック本でも、たまに見かけるのですが、その手の本によるとアドレス帖に相手の名前を登録する際は、敬称付でというのが、エチケットだ、というのです。
 下の画像の赤い囲み部分をご覧下さい。


 「宛先」部分に役職名や「氏」がついています。
 僕はメールを通してのコミュニケーションをあまり行わない物ですから、メーラーの機能を熟知していないのですが、outlookExpressのアドレス帖には「敬称」を入力する欄がありまして、僕ははじめ、ここに敬称を入れておくと自動的に相手へのメーラーの「宛先」部分に「様」を付けているのだろう、と思っていました。
 で、実験してみました。
 「越後屋健太」とアドレス帖に登録し、敬称欄に「様」をいれて(画像参照)、自分の別メールアドレスに向けてメール送信。

 この場合、受信者の「宛先」部分に表示されるのは「越後屋健太」でした。「様」はついていません。
 Googleで「メール 敬称」を検索してみました。
 読売ネット:メール送り先のあて名に敬称は付けられる? を読む限り、やはりアドレス帖の敬称欄に入力した物は、相手のメーラーで反映される物ではないようです。
 メールを受信した際に「宛先」欄に表示される越後屋は、相手がわざわざアドレス帖の姓名欄に「越後屋様」と入力している物のようですね。(ニックネーム欄に入力した場合は、そちらが優先されるみたいです)
 受信した人が「宛先」欄の自分の名前に敬称がついていないことで、どのくらいの人が「無礼なやつだ」と思う物なのでしょう?
 少なくともoutlookExpressのソフト開発者は、メールの宛先欄に関して敬称を略すことが、マナー違反とは考えていなかったのでしょう。
 ちなみに僕自身も、メール本文で呼び捨てにされること(ハンドルじゃなくて、本名において)については、やはり抵抗を感じますが、宛先欄については別段何も感じませんし、メールマナーとして社会的に認知された物だとも思ってません。
 もし宛先欄に呼び捨てで表示されることが、「やってはいけないメール作法」となるようであれば、ソフト開発者側で自動的に敬称を挿入する仕様になると思いますし。
 
 それでも「手紙において宛先を書く時に、敬称をつけない人はいない」と郵便手紙での常識を持ち出して「これがメールでのマナーだ」と言い張る人は存在すると思います。そして遠くない将来、その考えが多数派になるかもしれません。現実にそうなってしまえば、恐らくは僕もそのマナーに従うとは思う物の、現段階で「それがマナーだ」と主張する人に限って、平然とHTMLメールを送ってきたり(outlookExpressのデフォルトがそうなっているせいだろう、きっと)、添付ファイルをexe形式で送ってきたりするものです。
 中には、添付されたファイルが自分のアプリケーションで開けない時に、平然と「ナントカの最新バージョンのCD貸して」という法に触れる行為を行っていたりする人もいて、なんだかなぁ、と思うことが多かったりします。
 古くからあるしきたりを大事にする人は、ITに関して守らなければならないことを、案外気にしていないのではないでしょうか。