天声人語より。
愛知県半田市に、童話「ごんぎつね」などを書いた
新美南吉の生家や記念館がある。
今年が生誕百年と聞いて訪ねてみた。
朗読会や音楽祭といった多彩な催しが計画され、
地元は四季を通して華やぎそうだ。
国民的童話といえる「ごんぎつね」は
18歳のとき世に出た。
1956(昭和31)年から小学教科書に載り、
教室で読んだ子は6千万人を超えるという。
この短い一話がどれほどの幼い心に、
優しさや哀しさをそっと沈めてきたか。
その広がりには大文豪もかなうまい。
「ごん」に限らず、
人生の初期に出会うすぐれた読み物には
たましいの故郷のような懐かしさが消え去らない。
記念館の学芸員遠山光嗣さんによれば、
「ごん」の結末はなぜ悲しいの?という質問が時々あるそうだ。
わかり合えないことやすれ違いがどうしようもなくあることを、
南吉は言いたかったのでは、と答えることにしているという。
近年は、母子の狐の「手袋を買いに」も
「ごん」にならぶ人気があるそうだ。
〈里にいでて手袋買ひし子狐の
童話のあはれ雪降るゆふべ〉
と皇后さまは詠まれている。
南吉は古びることなく、
人の心を洗い、ふくらます。
(。-_-。)
寝起きで読んでみた。
悲しい気持ちが残るよ。
ごんぎつね-本文
http://www2.saga-ed.jp/edq12801/hiranoHP/hirano-el/gongitune.html
その中山から少しはなれた山の中に、
「ごんぎつね」というきつねがいました。ごんは、 ひとりぼっちの小ぎつねで、 ...
愛知県半田市に、童話「ごんぎつね」などを書いた
新美南吉の生家や記念館がある。
今年が生誕百年と聞いて訪ねてみた。
朗読会や音楽祭といった多彩な催しが計画され、
地元は四季を通して華やぎそうだ。
国民的童話といえる「ごんぎつね」は
18歳のとき世に出た。
1956(昭和31)年から小学教科書に載り、
教室で読んだ子は6千万人を超えるという。
この短い一話がどれほどの幼い心に、
優しさや哀しさをそっと沈めてきたか。
その広がりには大文豪もかなうまい。
「ごん」に限らず、
人生の初期に出会うすぐれた読み物には
たましいの故郷のような懐かしさが消え去らない。
記念館の学芸員遠山光嗣さんによれば、
「ごん」の結末はなぜ悲しいの?という質問が時々あるそうだ。
わかり合えないことやすれ違いがどうしようもなくあることを、
南吉は言いたかったのでは、と答えることにしているという。
近年は、母子の狐の「手袋を買いに」も
「ごん」にならぶ人気があるそうだ。
〈里にいでて手袋買ひし子狐の
童話のあはれ雪降るゆふべ〉
と皇后さまは詠まれている。
南吉は古びることなく、
人の心を洗い、ふくらます。
(。-_-。)
寝起きで読んでみた。
悲しい気持ちが残るよ。
ごんぎつね-本文
http://www2.saga-ed.jp/edq12801/hiranoHP/hirano-el/gongitune.html
その中山から少しはなれた山の中に、
「ごんぎつね」というきつねがいました。ごんは、 ひとりぼっちの小ぎつねで、 ...