いろいろ・黒柴ノア&黒豆柴エレとの日常

楽しいことや色の話なんかをチョットお裾分け。そして愛娘・黒柴ノアと豆柴エレとの暮らしあれこれ。

夜の色が浅くて

2013-07-13 08:24:36 | 色のお話
「浅い色」という表現は、本来ないもの。意味合いとしては、本当は明度で「明るい」と表すものだけれど、私の感覚的には「浅い」と言うイメージが似合うのかな。
夜の色。きっと昔々は漆黒の黒から、月明かりの仄かな斑のある黒。今は街灯や車のヘッドライトや看板の明かりの中に混在する浅い黒。黒と言うより濃いグレーの方が正しいのかもしれない。
人は暗闇に恐れを抱くものだと思うけれど、今はそんな場所は少なくなっているのかしら。自分の鼓動が大きく響く様な、ホンの少しの風に音を感じる様な場所は夜中のキャンプ場ぐらいしか無いのかもしれない。子ども達にはそんな夜の経験をさせておく必要がある様な気がする。満天の星に感動する様に、闇を感じる事。
眠りが浅い私は少しの物音で目が覚めてしまうので、出窓のレースのカーテンを少し開けてよく外を眺める。見慣れた景色だけれど、毎日夜の色は違って見える。そして、浅い!と思う。
多分、音もその中に加味されているのだと思う。少し離れた幹線道路でジコチューに走って行く、マフラーを改造した車の音や、午前様で呂律があやしい大声で話す人の会話や足音。会話の中身に笑ってしまうことも多々ある。(特に酔ったお父さんの「我が家の山の神」評は面白い)
そんないろんな要素から、夜の色は楽しかったり、虚しかったり、いろんな色合いを見せてくれる。
私は夜が好きなんだろうか……?
貴方が感じる夜はどんな色ですか?