木曜日の夜のこと。
夕食後、いつものように釣行の支度をしながら、家族と会話。
「今週も釣り?」
もちろん!
これがテニスに行く準備に見えますか?ぷぷ♪
「この寒いのに、よく行くよねえ。」
ほっとけ!
「何釣ってくるの?」
でっかいヒラメと尺アジ♪
前回玉砕した南房磯で尺アジ釣って、第二ラウンドは泳がせで大座布団を狙うのさっ。
「え~、そんなこと言って、いつも小さいアジしか持って帰らないじゃん。」
どき!
「たまには違う魚食べたいよねえ。」
「うん、アジじゃなくて、メバルがいい。」
え?メバルですか?
「この間のメバルの煮付け、美味しかったよね。」
「煮付け煮付け♪美味しい煮付けがいい♪」
「煮付け釣ってきて。」
わ、わかりました。仰せのままに・・・
そんなわけで、急遽ロッドケースの中身を入れ替え、今回は煮付け・・・もといメバル狙いで出撃。
釣り餌屋さんで青イソメを2パック調達し、まずは内房方面の漁港に向かう。
目指す漁港に着いてみてびっくり。
スズキ狙いと思われる大勢のルアーマンが集結している。
とてもじゃないが、メバル狙いでウキを流すような雰囲気じゃない。
いったい何の騒ぎだろう?釣果情報のリークでもあったのか。
次の漁港では、西風で吹き寄せられたと思われる大量のゴミが堤防周りを漂っていた。
一目見てパス。
さらに、この頃から急速に北風が強まり、次に向かった漁港ではもろに向かい風。
とても竿を出せる状況ではなかった。
う~ん、参った。
またいつもの放浪スパイラルにはまってしまった(汗)。
どうしよう・・・・。
しばし思案の末、思い切って風裏の南房へ移動することにした。
海岸沿いの道をひた走り、やがて人っ気の無いひっそりとした小漁港へ到着。
うん、いい感じ。
やっぱ釣り場はこうでなくっちゃ♪
時刻は既に午前4時。
夜明けまであと2時間、もう後は無い。
腹をくくって一本勝負だ。
ロッドケースの中には予め内房仕様の細仕鰍ッをセットしたロッド(1.25号相当)が入っていたが、スプールを残してリール本体を取り外し、少し強めの予備竿(1.5号相当)に装着。
ナイロン3号ラインを巻いた予備スプールを取り付けて、仕鰍ッをすべて組み直す。
中通し電気ウキに、3Bの水中ウキ。フロロ3号ハリスに、チヌ針3号。
メバル狙いには少し強すぎるかもしれないが、何が鰍ゥるかわからない南房の夜釣りで細仕鰍ッは自殺行為。
これでもまだ細いくらいかもしれない。
堤防先端の船道に釣り座を構えて、ようやく釣り開始。
イソメが海中で元気に動くよう注意して針に刺し、沖に伸びる船道と岩礁の境目に沿って仕鰍ッを流す。
すると、一投目からなにやらもぞもぞとしたアタリが出る。
時折つつーっとウキを引っ張っては、ぱっと離す。
まずいな。フグか?
その後も「もぞもぞ」アタリが続き、齧られたイソメを何度も取り替える。
チモト部分のハリスが全く傷んでいないので、どうやらフグの心配はなさそうだ。
水温がかなり下がっているので、おそらくウミタナゴだろう。
試しに、イソメの尻尾の部分を短めのタラシで付けて流してみたら、一発で針鰍ゥりした。
タナゴにしては良型
タナゴも美味しい魚だが、今日の本命はあくまでメバル。
再び一匹鰍ッで餌付けして仕鰍ッを流すも、タナゴのアタリ以外さっぱり反応が無い。
ただ時間だけが過ぎて行き、半ば心が折れそうになっていると・・・・
ふいに竿先をひったくるようなアタリが出た!
よっしゃ、来たぞ!
大きく曲がるロッド。これは尺クラスか♪
・・・しかし、なんか引きが違う。
これはあれだな。メバルじゃないな。
姿を現したのは・・・
でぶでぶ
30cm弱のメジナ。
小さいのでごぼう抜きで取り込み、バッカンに水を張って坊主逃れの保険用にキープ。
その後も同サイズのメジナが続けて食ってきたが、二匹目はリリース。
メバル、メバル、私はメバルを釣りたいのだ。
メバルはおらんのか~!
そうこうするうち、とうとう夜が明けてしまった。
バッカンの中には、小さなメジナが一匹泳いでいるだけ。
まずい。煮付け用の魚が無い(汗)。
こうなったら、最後の手段。
ウミタナゴ釣ってやるっ!
ウミタナゴは、釣り人からは外道扱いされるが、実はとても美味しい魚。
もちろん、煮付けにもよい。
うちの家族も、ウミタナゴなら文句は言わない(多分)。
餌のタラシを短めにして仕鰍ッを投入し、タナゴのアタリを拾う。
しかし、いざ狙って釣ろうとすると、これが結構難しい。
針が大きいせいもあり(チヌ3号より小さい針は持ってきておりませんが何か?)、飲み込ませて向こうアワセというわけにはいかない。
どのように餌付けすれば針鰍ゥりするのか、咥えては離すの繰り返しの中、どのタイミングでアワセを入れればいいのか・・・・・
タナゴ相手に、ついつい真剣になってしまった。
そしてついに!
タナゴ必釣パターン発見!
面白いように釣れる♪
う~ん、これは楽しい(爆)。
子供の頃のフナ釣りを思い出すぞ。
小さいものは都度リリースしながら、大きめの魚を選んで7匹キープ。
このくらいあれば、夕食の煮付け用には十分だろう。
本命は釣れなかったが、なんとかお土産を確保して、本日の釣りを終了した。
その後は、周辺の地磯を回ってャCントの下見。
中々良い雰囲気の場所をいくつか見つけることができた。
今回は、当初内房でやるつもりだったのでウエーダーもチャランボも持ってこなかったが、次回南房に来たときは、フル装備で地磯ャCントに入ってみよう。
もちろん、ターゲットはメバルで♪。
<本日の迷走タックル>
ロッド:がま磯・マスターモデル口太T-53
リール:BBXテクニウムMg /C3000DXG
道糸:ナイロン3号
ウキ:中通し電気ウキ3B+水中ウキ3B
ハリス:フロロ3号
針:チヌ3号
餌:青イソメ
コメント一覧
管理人
管理人
管理人
シーバカ
門番
izu
管理人
管理人
管理人
管理人
けむし
キャロル
rickey
びっちゃ
最新の画像もっと見る
最近の「釣行記:⑦白浜~洲崎」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
- 釣行記:①蓮沼~一宮海岸(32)
- 釣行記:②岬町~御宿(28)
- 釣行記:③勝浦~鵜原(99)
- 釣行記:④守谷~興津(16)
- 釣行記:⑤浜行川~天津小湊(94)
- 釣行記:⑥鴨川~千倉(34)
- 釣行記:⑦白浜~洲崎(35)
- 釣行記:⑧館山~富浦(35)
- 釣行記:⑨富山~富津(16)
- 釣行記:⑩その他(298)
- 釣場風景:①蓮沼~一宮海岸(14)
- 釣場風景:②岬町~御宿(32)
- 釣場風景:③勝浦~鵜原(29)
- 釣場風景:④守谷~興津(14)
- 釣場風景:⑤浜行川~天津小湊(16)
- 釣場風景:⑥鴨川~千倉(32)
- 釣場風景:⑦白浜~洲崎(25)
- 釣場風景:⑧館山~富浦(18)
- 釣場風景:⑨富山~富津(22)
- 釣場風景:⑩その他(8)
- 年次釣果報告(16)
- 道具箱:リール・ロッド(104)
- 道具箱:ルアー(88)
- 道具箱:その他(216)
- 釣りのマナーとルール(35)
- UMAハンターズ(4)
- ブラックバスと環境問題(5)
- ひとやすみ(941)
- コラム(122)
- がんばろうニッポン(45)
- ノンジャンル(22)
- 業務連絡です(52)
バックナンバー
人気記事