8月20日に突然告知されたクロマグロの採捕禁止。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/92/badc3d7714cb0b812a4392ce45e49fff.jpg)
「え?いきなり明日から?」と驚かれた方も多いのではないでしょうか。
以下、私がSNSで呟いたコメントを備忘のために記録しておきます。
(後日、論点整理します。)
8月20日
遊漁者(釣り人)によるクロマグロの採捕が明日から全面禁止になります。
30kg未満採捕禁止になったときから予感はしていましたが、思ったよりも早い展開でした。
国際会議で認められた日本の年間漁獲枠9000トン弱に対して、遊漁による漁獲量は20トン程度と言われています。
資源管理の最終手段としてここに手をつけなければならないほど逼迫しているというのであれば理解もできますが、もしそうなら、その前にもっとやるべきことがあるように思います。
巻き網漁による若魚の混獲対策や産卵期のマグロの禁漁など、合理的でより大きな効果の期待できる対策を尽くした上で、全体に占める割合は僅かではあるものの、遊漁者及び関連業界にも並行して相応の負担を求めるというのが、あるべき順序だと思います。
そうでないと、漁業者の漁獲枠を増やすために、単に組織力の弱い遊漁者から強引に20トン分をとり上げただけの、まるでジャイアンのような施策になってしまいます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/19/da035015f61986f56f66ff7c404d3544.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/7c/eeeed82ce091a0c8df130ac8542c4bce.jpg)
8月24日
(キャッチアンドリリースも禁止という水産庁の説明を受けて)
漁業者の利益を守るための規制。
打撃を受ける釣り関連業界の利益は考慮されていません。
縦割り行政。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/a2/d74cd83688ab049a97be862d06113eb0.jpg)
8月25日
調べれば調べるほど疑問が湧いてくるクロマグロ遊漁規制。
キープ禁止にとどまらず、わが国の漁獲枠には影響を与えないはずのキャッチアンドリリースまで禁止するのは何故か。
また、本来は漁業者間の調整の場であり主に漁業関係者によって構成される漁業調整委員会に、現に漁業者との利害の対立が生じている他者(遊漁者)に対する行動制限の「指示」を出させることは適切なのか。その公正性はどのように担保されているのか。
その疑問に対する答えは、クロマグロ遊漁規制が審議されたという7月29日の委員会議事録にあると思ったのですが、水産庁のHPを見に行っても、まだ公表されていません。
議事録には各委員の発言が原則そのまま記載されるので、万が一プロセスの瑕疵や制度の欠陥のおそれ(国民の権利を制限する規制の導入を、公益の観点ではなく漁業者の利益の観点から審議しているなど)があれば、第三者による客観的な検証も可能になるはずです。
各方面への忖度無くありのままに公表されることを期待します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/d6/c55528aa09ef90f08614595292287c69.jpg)
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