「星=stella」の称号を学名に持つ魚を狙いに行った。
房総ではレアな魚といわれているが、かつて友人が夜フカセで狙うターゲットとして先鞭をつけ、今また若い友人達が新たなパターンを開拓しつつある。
私も遅ればせながら、今シーズンから参戦させていただくことにした。
三年以内を目処に、なんとか一匹釣りたいと思っている(笑)。
午前二時、本命と目した釣り場に到着。
駐車スペースに見覚えのある友人の車があったので、その隣に車を停める。
"stellatus"=星魚対応のハイパーフカセタックル(秘密)を準備し、背負子を担いでャCントに向かう。
釣り座は二箇所とれるはずなので、どちらかが空いていたら入らせてもらおう。
ャCントに到着してみると・・・あらら。
赤いLEDと緑のLEDで、釣り座となる二つの岩はどちらも埋まっていた。
残念。友人の他にもう一人先客が居たようだ。
お邪魔をしてはいけないので、そのままくるりと引き返して別の釣り場に向かう。
とはいえ、あてがあるわけではない。
かつて先駆者の友人から聞いたャCントを思い出しながら、海岸沿いに車を走らせる。
穏やかに晴れた初夏の夜。
車の窓から吹き込んでくる潮風が心地よい。
杏子さまの「星のかけらを探しに行こう」を口ずさみながら、まだ見ぬ星魚に思いを巡らせる。
♪今宵 星のかけらを探しに行こう
舟はもう銀河に浮かんでる・・・
http://www.youtube.com/watch?v=E_v-VC2PEtY
何箇所かの釣り場を見て回ったが、フカセで狙えそうなャCントにはどこも先客あり。
週末夜磯人口は、ここ数年、確実に増えている。
釣り座の確保は厳しくなるけれど、仲間が増えるのはいいことだ。
素直に歓迎しよう。
夜明けまであまり時間がなくなってきたので、フカセは諦めて、遠投ぶっ込みで攻めることにした。
人っ気のない遠浅の磯場に釣り座を構え、航空写真をチェックして見つけた海底の溝を狙う。
フカセでは探れない竿抜けャCントだ。
普段は泳がせ釣りで使っているガチタックルを準備し、小高い岩にハンマーでピトンを打ちつけて、竿受けをセットする。
万が一に備えて尻手ロープも用意した。
付け餌は、本場の釣りのお作法にならって、イカ短冊。
キビナゴなどの小魚や小型のエビも良いらしいが、餌取りに一番強いのはイカ短冊だという。
レアなターゲットとの貴重な邂逅の瞬間に付け餌が無くなっていたのではお話にならないので、餌持ちの良さを最優先だ。
ぶっ込み仕鰍ッをフルキャストで遠投し、ロッドを竿受けにセットしてアタリを待つことしばし。
まず最初にロッドを曲げたのは、カラフルな南方系ウツボ、「トラウツボ」君。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/d5/1ced5d29e252d7f8f34aeba54b261934.jpg)
ペットショップでは観賞用に一匹一万円以上の高値で取引されるという超高級魚であるが、わが家に水槽はない(笑)。
噛まれないように注意しながらリリース。
続いて二匹目・・・・・またまたトラウツボ。
このトロピカルフィッシュの棲家になっているということは、ャCント選定としては正しかったのかな?
そして、三匹目も・・・・・トラウツボ。
このままウツボブローカーになってやろううかしら。
結局、朝まで二時間程やってアタリは三回。
すべてトラウツボだった。
むむむむ・・・・・
今日のところは撤収だっ!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/83/0a927a0fbf29a99f63af56b95b57fc84.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/a2/7a0abd82e772fc2a4d3b16843e5af21c.jpg)
そんなわけで、今回の星魚開幕戦は完敗。
本命ターゲットの気配を感じることはできなかったが、イカ短冊がウツボに大変よく効くということはわかった(笑)。
さて、次回はどのように攻めてやりますかね・・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/ef/698dfdf6e851c0bec7133d2317ce5bbe.jpg)
今夜も反省会。
<本日の空振りタックル>
ロッド:がま磯ヒラマサ天剛MH≠T0
リール:SW8000HG
道糸:PE3号
リーダー:フロロ12号
パイプ天秤+オモリ20号
ハリス:フロロ10号
針:シブダイ針20号
餌:イカ短冊 ⇒ウツボの餌食(汗)