さて、今週の釣行である。
先日宣言したとおり今シーズンのカゴ○サ○を封印した私は、ルアータックルだけを車に積み込んで出発した。
ちなみに、封印=「書かない」ではなく、「やらない」ことにした。
決して嫌気がさしたからとか、そういうことでは全くない。
単に、顔も知らない誰かから「所詮は自分だけいい思いをしたいからなんだろう」などと下衆扱いされるのが我慢ならないだけである。
この話はこれでおしまい。ご心配には及びませんのでどうぞスルーして下さいませ(笑)。
車中のBGMは、MUSE。
ロンドンオリンピックの公式テーマ曲を担当したバンドだ。
夏フェスで来日したこともあるらしいが、不覚にも私は知らなかった。

2007年のWembleyライブの模様を収録したCD & DVDセット"HAARP"
こちらは公式動画
↓
大袈裟で憂鬱で神経質で・・・
ブリティッシュロックの王道だ(笑)。
いやあ、かっちょいいですなあ♪
ブリティッシュな気分に浸りながら(意味不明w)、車は釣り場に到着。
第一ラウンドは、前回、時合いに遅れてかすりもしなかったアジングのリベンジからスタートだ。
ャCントには、先行のアジンガーがひとり。
餌師はいない。最近釣れていないからか?
話を聞いてみると、渋いけれどャcリャcリとは出ているらしい。
ただ、型が小さいとのこと。
私も30分ほどやってみたが、横風のせいか、腕が悪いせいか、さっぱりアタリがわからないままフグに齧られる(汗)。
もう少し重いジグヘッドが必要なのかな?
時合いは朝マズメからだというので、他のャCントの様子も見てみることにした。
少し移動して、背後からの追い風になる港内ャCント。
先行者は内側先端に餌師がひとりだけ。
ここでは、最初のャCントと違って自分のルアーが今どこにあるのかがよく分かる(笑)。
表層~上層を数投したが反応が無かったので、次にボトムを探ってみる。
いったん底まで沈めてからシャクリ上げ、軽くトゥィッチなど入れながらふわふわと横移動させたのち、再びフォール、の繰り返し。
すると、くいくいっというアタリで何かがヒット。アジではない。
姿を見せたのは、15cmあるかないかのミニメバル。

キープサイズの20cmに満たないのですぐにリリース。
大きくなって、もう一度私の針に鰍ゥりなさい(笑)。
次のアタリも、同サイズ。
君はいいから、君のお兄さんお姉さんをここへ連れてきなさい。

もういっちょ。
ここはメバルの小学校かい!

サイズアップは望み薄。
ワームの消耗が激しく(ここにもフグが)、アジの気配もないので、再び最初のャCントへ戻ってみた。
すると、最初はアジンガーひとりしか居なかったャCントに、いつのまにか大勢の釣り人が集まって賑やかになっている。
見たところ、その多くはルアーマン。
最近のアジング人気はすごいね。
グループから離れて空いている場所でキャストしてみると、すぐにかわいらしいサイズの小アジが釣れた。
撮影しようとしたら、フックが外れてオートリリース(笑)。
続いてもう一匹。
上層で勢いよく食ってきた。

朝の回遊パターンか?
それなら知ってるぞ。なぜなら私はカゴアジ師(爆)。
回遊コースはこの辺り、レンジはこのくらいね。
程なくして、東の空がうっすらと明かるくなり始めた。
もうじき夜明けだ。
朝マズメのアジ爆の予感に若干未練はあったが、そろそろ第二ラウンドの準備をしなければならない。
ロッドをたたみ、バケツの中で元気に泳いでいた小アジ君達をリリースして、大急ぎで撤収した。
・・・・・・・・・・・
第二ラウンドは、例によってショアジギ一本勝負。
途中で覗いた「いかにも」なャCントには既にエクストリームな同業者らしき姿が数名。
今日は凪だからいいけど、ウネリのある日に入ったら死ぬよなあ、などと余計な心配をしながら、チキンな私は分相応の「ぬるい」ャCントに陣取る。
海はベタ凪、小潮の上げ六分、鳥さん居ない、ボイルの気配なし、やっちまったぜ的な雰囲気からの戦闘開始(笑)。
案の定、釣り始めて30分以上たっても全く反応無し。
これは気長に回遊待ちのパターンかなあ・・・とボトムレンジを中心に繰り返し探りを入れる。
こんなとき、ジギングだからといって派手なジャークをジャカジャカ入れているとすぐに疲れて釣りにならなくなってしまうので、ただ巻きでもよく泳ぐジグを選んで勝手に仕事をしてもらうのがマル(笑)。
軽くトゥィッチを入れながらリトリーブしてジグが浮いたら、リールのベールを起こしてひらひらとフリーフォール、そしてまた緩急織り交ぜつつリトリーブ。
これなら私みたいなオヤジでもさほど疲れない。
そうこうするうち、フォーリング中のジグに何かがヒットした。
引きが弱いので、何だろう?サバか?と思って寄せてきたら、目測30cmオーバーのショゴ。
よし、お土産GETだ♪
それっ!と抜き上げて空中キャッチしようとしたら、なんと私の左手まであと30cmというところでまさかのフックアウト。海へ帰っていった。
あああっ、今日の唯一のお土産だったかも知れないのにっ(泣)。
気を取り直して、同じラインに何度もジグを通す。
すると・・・・・
今度はゴゴンッ!というはっきりしたアタリとともに、一気にロッドが絞り込まれる。
よっしゃ、イナダサイズ確定♪
目の前に浮かぶ障害物にラインを取られないよう一気に寄せて、ぶっこ抜きでランディング。
ようし、魚が回ってきたぞ。

まず一本目、50cm強のレギュラーサイズ
ヒットレンジはボトム~中層。
途中バラシもあったが、1時間ちょっとで51~53cmを3本キープ。
お土産としてはもう十分。いつもならこの辺りで打ち止めにするところだが、今日は敢えて釣りを続行した。
ここまで50cm未満が一本も出ていないということは、今日の群れは全体的にサイズが大きい。
もっとデカイ魚が回ってくるような気がしたからだ。
そして、さらに50cm級を2本ほどリリースした後、ついに来た!
今までとは明らかに違う重量感。
これはいいサイズでしょう!
正面の障害物に突っ込まれたら即アウトなので、強引なャ塔sングで一気に魚を浮かせ、右側の取り込みコースへと誘導する。
ちなみに、ショアジギロッドについてオーバーパワーということは考えなくてもいいと思う。
こういうときのために必要なパワーなのだ。
やがて白い魚体が海中に姿を現し、ランディング体制に入ったところで・・・・・
ラインのテンションが不意に抜けた。
あああ~!
やっちまった(泣)。
鰍ゥりどころが悪くて口切れしたか、それとも、強引なファイトをしたせいでフックの刺さった穴が広がってしまったのだろうか。
だけど、仕方がない。
そうしなければ、どのみちラインブレイクで獲れなかったはずだ。
ちくしょう、まだだ。まだチャンスはあるぞ。
ラインの傷を点検し、問題ないことを確認して、同じ潮筋へフルキャスト。
そして、再びガツン!
今度はどうだ?
さっきと同じくらいか?
いや、ちょっと小さい?
う~ん、よく分からないけど・・・
キャッチしたのは実測56cmの「微妙なサイズ」(笑)。
ワラサじゃなかった。
さっきのもそうだったのかな?
いやいや、そんなことは・・・・・
・・・と、ここで事件が発生。
周りに適当な潮溜まりが無いので、凪だったこともありキープした魚はストリンガーにつないで足元を泳がせていたのだが、かれこれ十数年も使っている代物でガタがきていたらしく、最後に釣った魚を金具に鰍ッて投入しようとロープを滑らせたところ、金具部分とロープをつなぐスナップが破損(汗)。
魚は海の中へと消えていってしまった。
あちゃあ・・・。
これはきっと、もうこれ以上無駄に魚を傷つけるのはやめなさいという海の神様からの警告に違いない。
分かりました。終了します。
ロッドをたたみ、ストリンガーに残った魚3本を慎重に回収して活き締め処理し、帰路に着いた。

<本日のタックル>
(夜の部)
ロッド:GRF-TX78M
リール:ステラC2000S
ライン:PE0.6号+フロロ1号
ジグヘッド:0.9~1.5g、ワーム:各種
(朝の部)
ロッド:タイドマークTMRSS-106/12
リール:ステラSW6000HG
ライン:PE2.5号+フロロ8号
ジグ:60~80g
<追記>
本日の亀山亭お品書きは、「イナダ大根」。
圧力鍋で煮込むと、イナダの身も大根もふわふわに仕上がります。
家族にも思った以上に好評。
幸運なことに、今回も「お持ち帰り禁止魚種」指定はされませんでした(爆)。
やったね♪
調子に乗って翌日釣具屋さんへ行き、お気に入りの一軍ジグを補充(笑)。
今シーズンの青物、まだまだ行きますよっ♪

次回は、趣向を変えてまた違う釣りをする予定。
楽しみです。