土曜日は天候（特に雷）が不安で釣行を見送ったが、その後の状況から雷雲発生の心配は無さそうだと判断し、本日未明、急遽出撃することにした。
久しぶりのカゴ釣りタックルを担いで向かったのは南房某磯。
現地到着は午前３時。
ベタ凪の干潮なので、普段よりもかなり前に出てチャランボを打ち、釣り開始。
仕鰍ｯはいつものカゴフカセ。
付け餌も、オキアミとチロリを一投ごとに替えていくいつものパターン。
開始してすぐに釣れたのは、南房定番外道の「ハタンメv。
餌はオキアミ。
ネンブツと違って、こいつが釣れるのは良い前兆だ。
一発大物に期待をかけて、同じ潮筋に何度もコマセを打ち返してャCントを作る。
釣り始めて３０分ほど経ったところで、本日最初のまともなアタリ。
竿先をぎゅんぎゅんと絞り込む力強いファイトの末に姿を見せたのは、南房レギュラーサイズの35cm弱のメジナ。
ハリスは4号なので、玉網は使わずそのまま磯にずり上げてランディング。
とりあえずストリンガーに繋ぎ、潮だまりで泳いでいてもらう。
食った餌はオキアミ。
さらにその数投後、今度は明らかにメジナとは違う引きの魚がヒットした。
なんだなんだ？
もしかして、素敵な魚か？
磯にずり上げてヘッドランプの光を当ててみると、「うわ！赤い！」
でも細長い。
こ、これはもしかしてえ～っ！
ついに出ました♪
念願の、「オジサン」（ホウライヒメジ）。
現場計測で35cm弱。
昨シーズンからずっと釣りたかったけど釣れなかった、私にとっての「裏本命」。
本命よりもレアなので、釣れた喜びもまたひとしおだ。
ルンルンしながら可愛いオジサンをストリンガーに繋ぎ、先ほど釣れたメジナ君は「恩赦」扱いで釈放してやった（笑）。
ちなみに付け餌は今度もオキアミ。チロリがんばれ。
そうこうするうちに東の空が明るくなりはじめ、楽しい夜釣りタイムも残り僅かになってきた。
ラストスパートで先ほどオジサンが釣れたのと同じ潮筋に仕鰍ｯを投入して流していると・・・
突然ウキが消し込むと同時に、竿先をバンッ、バンッ、バンッと数回、激しく叩くようなアタリ！
うわっ！なんだこれ？
こんなアタリは初めてだ。
慌てて竿を立てて、走る魚を受け止める。
カゴスぺ3号が、深い円弧を描いて曲がる。
で、でかい・・・と思った瞬間、
ふっとテンションが抜けて竿先が軽くなった。
「あああ～、悔しいっ！」
地団太を踏みながら仕鰍ｯを回収してみたところ、針はそのままでハリスも傷んでいない。
どうやら鰍ｩりが浅かったようだ（泣）。
いったい、どんな魚だったんだろう・・・？
周囲がすっかり明るくなってきたところで、ロッドケースからショアジギロッドを取り出して青物が回遊していないかチェックする。
10投ほど探ってみたが反応がないので、すぐに終了。
再びカゴタックルを手に取り、「夜用スタンダード」の電気ウキから、カゴフカセ専用羽根ウキ「昼用スーパー」プロトタイプに交換。
そして、針をチヌ4号からチヌ1号に結び替える。
本日全く仕事をしていないチロリ君に頑張ってもらうためだ。
小さめの針を隠すように大振りにチロリをセットして、ャCントに投入。
ちょん、ちょんという前アタリの後、スーッときれいにウキを消しこんだのは、狙い通りの良型カワハギ、27cm強。
YES！ お土産追加♪
しかし、この後なぜか突然ボラ祭りが始まってしまった。
60cｍオーバーの良型を2本上げたところで腕が疲れ、気持ちも萎えて釣りにならなくなったので撤収。
その後、南房最激戦区へ移動してシイラの様子もチェックしてみたが、残念ながら奴らの気配は無し。
ワカダも釣れていない様子なので、雨が降り出す前に納竿とした。
昨シーズンやり残した宿題を終えて、今夜はいつになくご機嫌（笑）。
オジサンとカワハギは、これから刺身で頂きます♪
冷酒もキンキンに冷えてるもんね♪
むふふふ～っ！
＜追記＞
オジサンの刺身は、柔らかく脂が乗り、程よい甘みもあって期待以上の美味でした。
冷酒の肴に最高です♪
カワハギは薄造りにして頂きましたが、こちらもあっさりした中に深い味わいがあって、素晴らしく美味！
南房の海の恵みに感謝です♪
