今日の外房の海は強いうねりが入って大荒れの予報。
128号線を南下し、とりあえず太東海岸まで来てみた。
空はまだ真っ暗だ。
車を降りて海の様子をチェックしてみたが、高い波が堤防上を洗い非常に危険な状態。
このまま勝浦方面に向かったところで、きっと底荒れしていて釣りにならないだろう。
さて、どうしたものか・・・。
「そうだ。あそこに行ってみよう。」
突然、楽しいアイデアがひらめいた♪
朝まではまだ時間があるので、漁港前のコンビニ駐車場で一眠り。
ぐーぐーぐー。
(買い物したから許してね。)
眼が覚めたときには既に日も昇り、コンビニ駐車場は大勢のサーファーの車で賑わっていた。
朝食をとって、再び活動開始。
車を走らせ、やってきたのは夷隅川河口。
ここの汐入池で、「チンチン」を釣って遊ぶのだ。
(「チンチン」とは、方言でクロダイ、キビレの幼魚のことです。)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/17/88a5f51fc1620b5ad73caf927914a109.jpg)
車を停めて、汐入池入り口のテトラ護岸に向かう。
本流側は、河口から入ったうねりの影響を受けて荒れているが、池側の水面は穏やかだ。
さっそく磯竿1号に円錐ウキの全遊動仕鰍ッをセットする。
(ホントは軽いルアーロッドでいいのだが、あいにく今日は持っていない。)
道糸2号、ハリス1号、ガン玉2Bに針は金袖4号。
ウキ下を深めにとって、針は底に這わせる。
ウキはアタリを取るためではなく、仕鰍ッを飛ばすためのもの。
遠投して、池の中を広範囲に探る。
餌は青イソメ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/11/c00e514986ef83b00afbe38a6ea6a3a1.jpg)
(念のため繰り返しますが、チンチンとはクロダイ、キビレの幼魚のことです。)
その後もセイゴ混じりでコンスタントにヒット。
バケツの中があっという間に賑やかになった。
朝8時を回ると、テトラ護岸には続々と地元釣り師が集結。
皆、本流側で良型のクロダイ・キビレ狙い。
池側で「チンチン」(何度も言いますが・・・以下略)を狙っているのは管理人だけである(笑)。
少し肩身の狭い思いをしているところへ、延べ竿一本小脇に抱えた地元の「おじい」が登場。
管理人の隣に座った。
「おじい」はみんな話し好き。
管理人にあれこれ話しかけてくる。
管理人も、ちょうどアタリがとまってしまったので、釣りは止めておじいとの釣り談義で一休み。
以下は、夷隅川のヌシのおじいが教えてくれたキビレ釣りのうんちく。
潮待小屋読者の皆様にだけ、こっそりお教えします。
ナイショだよ!
・夷隅川で大型のキビレが釣れるベストシーズンは5月と10月。
・春の乗っこみのキビレは外房線の鉄橋あたりまで遡上するので、128号線に架かる江東橋から上流、外房線の鉄橋あたりまでが全てャCント。
・キビレは岸に沿って遡上するので、流心に向かって遠投しても釣れない。ャCントは足元の葦際やテトラ際。
・秋のキビレは、河口から江東橋上流あたりにかけてが狙い目。フッコやメッキも釣れる。
・夏場は、江東橋より上流は蚊やスズメバチが出る。河口付近が安全。
・大型が釣れるのは、川水が濁っているとき。泥水のようなときでも釣れる。
・上げ潮のときは水が澄んでしまうのであまりよくない。下げ潮の時間帯が狙い目。
・餌はコメツキガニでも、モエビでも、イソメでも、生きているものなら何でも良い。オキアミはよくない。
・以前はマゴチも良く釣れたが、最近は不調。
(おまけ)
・汐入池の護岸テトラの底には大きなカキが着いている。
<本日の釣果(大きいのだけキープ)>
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6b/8a/28c385534553847cdbc80508b082cfd8.jpg)
週明け、職場の同僚に会ったら、「いやあ、夷隅川でキビレが入れ爆だったよ。わっははは・・・。」と言ってやるのだ。
うそじゃないもん!