さて、いよいよ今日で今年最後の釣行(の予定)である。
有終の美を飾るべく、満を持して向かったのは、このところアジが好調というKU港。
(管理人注:お作法により、伏字にさせていただきます。ご了承ください。)
午前2時、わが愛車「流星号」に乗り込み、自宅を出発。
すれ違う車もまばらな深夜の国道128号線をひた走る。
シャアが「赤い彗星」なら、この私は「白い流星」だ。
わっははは!
途中の釣餌屋で、アミコマセの半解凍ブロックと、ちょっと奮発して食いが渋いときの付け餌用にと赤イソメを購入。
なにしろ今日で今年は最後だから、絶対に負けるわけにはいかないのだ。
そうだろアミーゴ!
♪Si!
♪赤イソは昔から、アジの特餌だった
♪地元じゃ負け知らず~
と、最近よく聞く某アイドルグループの曲の替え歌を歌いながら、KU港に到着。
時刻は午前3時半。ちょうどいい時間だ。
まずはタンク前のャCントをチェックするが、既に先客で満員。
その横の市場前の岸壁にも、ずらりと竿の列。ひゃあ、すごい。
アジが釣れているという情報に惹かれて、地元釣り師たちがみんな集まってきたのだろう。
車を少し移動させて、港奥のアイスサーバー下の岸壁をチェックし、ようやく空いているスペースを発見!
ラッキー♪
さっそく釣り座を構え、仕鰍ッの準備をする。
今日のタックルは、カゴ釣り用の遠投磯竿ではなく、あえて細身の磯竿1号を選んだ。
アジの型が全般的に小さいということなので、「釣り味」優先のチョイスだ。
遠投竿でぐりぐり巻き上げてしまってはもったいない。
(この選択が後に悲劇を招くことになろうとは、この時の管理人はまだ知る由もないのであった。)
仕鰍ッは、電気ウキ+サバ皮サビキの6号。
一番下の針には、付け餌の赤イソメを刺す。
ウキ下を竿1本分とって、釣り開始。
開始早々ウキを引き込んだのは、約30センチのセイゴ。
赤イソメに食いついてきた。
きゅんきゅんと良い走りっぷりを見せてくれた。
次に食ってきたのは、「へダイ」。
美味しい魚なので、釣れると嬉しい♪
これも赤イソメの針だ。
赤イソ万歳!
いっそ、全部の針に赤イソ付けようか。(笑)

再び仕鰍ッを投入してアタリを待っていると・・・。
突然ウキが消しこむのと同時に、竿受けに鰍ッた竿の穂先が海中に突っ込んだ。
あわてて竿を立てて取り込んでみると、なんと本日の初アジがトリプルヒット。
ん?まだ真っ暗なのに、もうアジが食い始めたのか。
ちょっと早すぎるんでないの?
急いで魚を針から外し、再び仕鰍ッを投入。
するとまた、間髪をおかずにウキが消しこむ。
うひょお~、楽しい~♪

30匹ほど釣ったところで、突然、西の風が強く吹き始めた。
左斜め前方からの強烈な向かい風。
港内だというのに、風による白波も立っている。
管理人の帽子が飛ぶ。クーラーボックスの蓋が勝手にあいて唐黷驕B
釣り上げたアジは、まるで凧のように仕鰍ッごと後方に飛ばされ、ひらひらと舞う。
管理人の軽いタックルと仕鰍ッでは、取り込みも投入もままならない。
しまった。遠投竿にしとけばよかった。
と思っても後の祭りである。
しかし、それも単にこの後に起きる惨劇の序章でしかなかった。
そしてついに、その「魔の時」は訪れた。
振り込んだ道糸のたるみを取ろうと管理人がリールのハンドルを巻いた瞬間、「クン」という嫌な抵抗感をとともに、外ガイド式磯竿の穂先がャLリと折れてしまった。
ひええ~!!!!
またやっちゃったよ~(泣)。
原因は強風による糸がらみ。
外ガイド式の磯竿は、穂先に糸が絡んだ状態でハンドルを巻くと、いともあっけなく穂先が折れる。
皆さんもご注意ください・・・。
すっかり意気消沈してしまった管理人。
風がやむ気配もないし、もうやーめた!とギブアップ。
結局、約1時間ちょっとの釣りで、アジ36匹、セイゴ・へダイ各1匹をゲット。
家族4人には十分な釣果である。
今日はまずまず良い釣りだったかな。
竿さえ折れてなかったら、だけどね。
・・・・・・・・・・・
<追記>
へダイとセイゴは塩焼きで、アジはさんが焼きにしていただきました。
うまー♪
後で知ったところによると、この日、同じ時間に、良竿さんはじめ外房釣師会の面々、近所のおっさんさん、そして私こと管理人が、同じ市場前のャCントで並んで竿を出していたらしい。
みんな考えることが同じだなんて、なんだか愉快(笑)。