ときめ句ノスタルジッ句昭和親父の温故知新

思うままに、俳句と唄を、昭和の匂いをぷんぷんさせて。

学生服ゆるめ寝し日や春障子

2019-04-23 | 俳句
     


     目覚めたる精通にほふ春障子


     精通の迸る音や春障子


     精通の迸り垂る春障子




 遠い昔の記憶です。
丁度、今ごろの季節。中二の春の記憶です。
少し古びた障子を見ると思い出します。
畳に寝て、ベルトを緩めて下半身を触ってるうちにでした。
尿道の奥がもぞもぞとして来て、そのうち不快な何かが、勃起してる内で、蠢くような。
どうにかしたい気持ちで、擦るしか手立てがなく。
すると、ますますもぞもぞが増幅して内をくすぐるような。
自然と擦るのを早めたのは、この妙な気持をどうにかしたいがためだった。
そして、「あっ」と全身が一瞬、宙に浮いたような!
何が起きたのかわからないまま、勢いよく飛び出るもぞもぞが一変、頭の先からつま先へと快感に変わって貫かれたのでした。
ババババババ
それは、障子へ迸り出て飛んだ音です。
やがて、我に返って、後の処理に必死でした。
夕飯の時、母と向き合う背が、匂いはせぬかと気が気ではありませんでした。
桟に垂れてたのはきれいに拭いたけど、障子の和紙に染みこんだものは垂れた形が残っていたからです。
テレビの、その時の番組は覚えていませんが、ごまかすために母に普段よりも話しかけて逸らそうとしました。
翌朝、朝食の時もまだドキドキでした。バレてるのではないかと。
その障子に垂れた跡は、乾いても残ってたけど、臭うことはもう無かったから気づかれずに済んだようです。
その年の暮れに、僕は進んで張替えを手伝いました。

     




にほんブログ村 シニア日記ブログ 男性シニアへ
にほんブログ村