”もしドラ”とは、もし高校野球の女子マネージャー がドラッカーの『マネジメント』を読んだらの略で、経済の父と呼ばれたピーター・ドラッカーが書いた『マネジメント』を分かり易く紹介したもの。
第3話「みなみは人の強みを生かそうとした」
シーン1
秋季大会を機に練習に参加しているエース浅野の姿から始まり、程高野球部が一丸と成った事を、みなみは確信する。
シーン2
期末テスト週間10日が過ぎると、野球部は元の姿に戻ってしまう。みなみはあきれ果てるが、そこには大会で失敗した祐之助と、陸上部と掛け持ちをしている朽木の姿が無かった。
シーン3
みなみは悪い噂がある陳花江と一緒にカラオケに入る祐之助を見つけ、連れ戻そうとするが失敗する。更に監督にも、祐之助・朽木を話すが、クラブ活動は学生の自主性を重んずるものであり、強制は出来ない。仮に強制しても直ぐに怠けると言われる。
シーン4
みなみは相談しに夕紀の病室に行き、「マネジメント」の本を読む。⇒消費者運動が企業に要求している物こそがマーケティングである。それは顧客の欲求、現実、価値からスタートせよと要求する。企業の目的は欲求の満足であると定義せよと要求する。
読み終えると、みなみは部員たちがサボる事は一種の消費者運動、ボイコットする事で野球の練習内容の改善を要求してる。そこで、どうすれば練習内容を変えれるかを夕紀に聞くが、監督に相談するのが一番と答えられると、みなみは苦手である旨を夕紀に伝える。
シーン5
みなみは夜、自宅で「マネジメント」の本を読む。⇒『人は最大の資源である。』、つまり人のマネジメントとは人の強みを発揮させる事である。組織の目的は人の強みを生産に結び付け、弱みを中和する事である。
シーン6
夕紀は病室に文乃を呼び、みなみが隣で「マネジメント」の本を読む。⇒成長には準備が必要である。準備が出来ていなければ機会は去り、よそへ行ってしまう。
そして、文乃に監督と一緒に練習内容の改革を取り組む様に依頼するが、もじもじする。しかし、夕紀に手を取ってお願いされると、二つ返事で引き受ける。
シーン7
みなみは文乃に野球部の部室に呼ばれる。部室には監督・文乃・二階・みなみが揃い。文乃から改革案の説明が成された。
まず、みなみの選手たちが練習に来ないで試合に来る訳を文乃が説明した。⇒練習は単調で、試合の様に勝敗の結果が伴わない事。練習は人が集まらなくでも出来るが試合は人が集まらないとスタートできない。その為、試合に出なければと言う責任が負わされるからである。
更に監督から試合と同じ競争原理を導入したトレーニング案が提出された。
シーン8
監督は選手を集め新たなトレーニングを説明する。全体を3チームに分けるチーム制と打撃・守備・走塁についてポイントを付けるポイント制を導入・他校との練習試合・ピッチャーが試合を組み立てる事を発表する。
その為、浅野・新見には別メニューを指示する。更に、文乃からポイント制の細かな説明かされる。最後にみなみから、一周間毎にマネージャがポイントを集計し、最下位のチームにはグランド整備のペナルティーを課すと告げられた。
その後、狭いグランドを有効活用するサーキットトレーニングが開始された。
みなみは文乃が「マネジメント」を参考した事に気付く⇒人に働き甲斐を与えるには仕事に責任を負わせる事である。
シーン9
浅野はグランドを見詰めている祐之助を見付け、みなみに連れ戻す様に伝えると、逃げる祐之助を捕まえて説得した。⇒レギュラーとしての責任を取って欲しい、大会で得られたあなたのエラーの経験を私たちに生かして欲しい。それがあなたの強みだから
そして、祐之助は陳花江に背中を押されて野球部に戻った。その後、陳花江が野球部の練習を見て、”あいつらやりたい事あって良いなぁ”と言ったから、みなみは花江をマネージャにした。
シーン10
みなみがグランドに戻ると、陸上部を初め多くのクラブからみなみはマネジメントを依頼されるシーンで終わる。
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