3/11手術当日の朝は6時起床。
9時に手術なのでそれまでいろいろと身辺整理をする・・・。
7時頃から点滴がつく。多分、この点滴というものも初めての体験だったと思う。はじめ手の甲に針を刺したけど失敗(痛い)し、今度は手首とひじの中間あたりに装着。特に体調の変化などはない。そうしているうちに手術着(&ふんどし)と、帽子をかぶって準備完了。
9時ちょっと前に呼び出しが入り、いよいよ手術室へ。この辺も無駄に勉強した体験ブログなどでは、自分で歩いていった・・・ドラマにあるようなストレッチャーではないという事例が多い中、この病院はストレッチャーでした。ガラガラと廊下を押されて、エレベーターに乗り、手術室へ。ドラマと違うのは、家族との別れがないことだろうか。
手術室に入ると、ストレッチャーから手術台に移り、スタッフ皆さんにより手際よく着々とセッティングがされていく。ほんとあっという間だったような。先生の登場は確認できなかった。
そして自分は全身麻酔も初めて。これもなんか局所麻酔を先にやって痛かったとかのケースも見ていたけど、自分の場合はまず酸素マスクで深呼吸を数回、その後眠くなりますよーという声を聴いたか聴かないかで、その後記憶なし。
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気が付くと、「手術終わりましたよー」と言っているような気がする。ああ、噂通り気づくと終わっているというやつだなと、もうろうとした状況とはいえ目が覚めたので一安心。痛さとか吐き気とかは、、、ない。
ただなんか寒い。寒いだけは間違いないので寒いと訴え、電気毛布をかぶせてもらった。これでしばらくまた寝た、ような気がする。
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改めて気が付くと、自分の病室のベッドの上。電気毛布はなくなり普通の布団。付属品は酸素マスク、、これはすぐ取ってもらえた。左腕に点滴、左膝に血抜きのドレーン、左右足先に血栓防止用のマッサージ器がシュポシュポ言っている。枕は、、ない。手術着とふんどしの状態で寝ている。噂の尿管も、、ない。左足の感覚は、、、全くない。右足はそこそこ感覚あるが、痛いということはない。
あと、口の中が若干切れているような・・これは喉に管を入れたからってやつだな。
この辺いろいろ管がついててしんどい、という話はたくさん経験談を見させてもらってきたが、病院のスタイルによって違うのだろう。浣腸とか、背中への管(痛み止め)とかもあるのかと思っていたが、なかった・・・良かった。
そうこうしているうちに時間は経ち、夕食の時間へ。なんとか体を起こし、1日ぶりの夕食へ。食欲はそれほどでもないが、、、完食。ここから吐いてしまったという事例も多く見ているが、、、大丈夫。麻酔の効き具合がちょうどよかったのだろうか。⇒どうやら間違いない。K先生に感謝感謝・・・。
夕食のちょっと前だったか、いつまでも枕無し&手術衣反対に着ている(すぐ脱げるように)のは改善できないかと看護師さんに聞いたら、最初の看護師さんは「ドレーンがついているうちはそのままです~」とのこと。いやいや、ドレーン抜けるのは2日後でしょうが。それまで枕無しのふんどしで過ごせと?と疑念を抱いてしまったが、その後すぐ「着替えていいそうです~枕もOKです」ということでちょっと普通の格好になった。この時点では上・病衣/下・短パン。
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何と言っても一番つらいと言われるのは術後最初の夜。激痛には最後は座薬だ、とか、高熱出るとか、吐きまくるとかの話をたくさん見てきたが・・その辺は、なかった。
ただ左足の感覚の感覚がなく、動かない。つらかったのは一定の体制から動けないので腰が痛くなったことと、左右の足のかかとがベッドシーツいくっついて蒸れていることだった。いつもなら何のことはない造作だが、とにかく両方動かないのだ。それをなんとか数㎝動かして、足に空気を入れてやることが課題だった。腰痛とそれが一番つらかった。
もちろん手術した膝周りもじわーーとは痛いのだが、それはそれほどでもない。なお、足先は当初よりそこそこ動いていたので、まず右足のマッサージポンプは撤去してもらった。これも少なからず楽になった・・・。
長い夜もようやく開けてくる。明け方2時間くらいは寝れただろうか?この日の病室は4名みんな術後まもなくで、多みんな痛くて寝れなくてひたすら静かでした。