窓辺でランチ

いち主婦の日記です

ボタン電池の誤飲は怖い

2015-10-23 18:28:15 | 日記
うちにはもう誤飲をするような小さな子供はいないのだけど、子供たちがまだ小さい頃、特にハイハイし始めた頃は、とにかく床に何も置かないように目を光らせていたのを覚えている。
特に怖かったのがボタン電池。うちにはボタン電池を使うような家電類はあまりなかったので、床に落ちているなんてこともなかったんだけど、当時から赤ちゃんのボタン電池誤飲の事件はよく耳にしていて、怖いなあと思っていた。
これが単なる「ボタン」だったら、そのうち便と一緒に出てくるだろう・・・くらいで済むのかもしれないけど、ボタン「電池」となると話は別。
飲んだ直後は平気なのだけど、電池は体内で放電する性質を持っていて、電流によってタンパク質を溶かす強いアルカリ性の液体が発生。
この液体は数時間で組織を破壊する威力を持っているそうで、特に電池が食道にはりついてしまったりすると、そこで放電し続けて穴があいてしまう可能性もあるんだとか。
実際、1歳の子がボタン電池を誤飲してしまい、1日後に摘出されたけれど、2週間後に大動脈が傷ついて死亡したというケースもあるんだとか。
誤飲してからわずか1日しか経っていないというのに命を落とすなんて、あんなに小さいコイン電池なのにおそろしい・・・と当時ぞっとしたのを覚えている。
ちなみにボタン電池って購入したばかりの頃は台紙とプラスチックのケースに覆われた状態になっているけど、東京都が行った実験では、1~3歳の子に包装されたボタン電池を渡したところ、65%が自力で開封できたという結果になったらしい。
子供って目の前にめずらしいものがあると、大人が思った以上の力でパッケージを開封したりしちゃうから、やっぱり開封・未開封にかかわらず、そういうものは手の届かないところに置いておくというのが大事だよね。