窓辺でランチ

いち主婦の日記です

文字は誤解を生みやすいから・・・

2017-07-14 08:03:55 | 日記
文科省がこのたび、SNSを通じて悩みなどを相談できる窓口作りの検討を開始したのだそう。
今やSNSは小学生でも利用している時代だけれど、手軽なコミュニケーションツールとして使える一方、いじめなどの道具に利用されることも多い。
実際、去年青森市で、中学校2年生の女の子がLINEによるいじめを受け、自殺するという痛ましい事件があった。
一応、国でも子供がSOSを出せるような電話窓口とかを設置しているのだけど、子供にとっては顔も知らない相手に電話をかけるというのはハードルが高い。
特にいじめなどデリケートな問題絡みとあってはなおさらで、悩みを抱えながらも、誰にも相談できずにいるという子はかなり多いんじゃないかと思う。
その点、SNSは日頃から使い慣れているわけだし、直接電話で会話しなくていいぶん、気軽に相談することができるというわけ。
確かに電話窓口よりも、子供にとっては利用しやすいだろうな。
ただ、文字というのには限界があるので、直に話すスタイルに比べると、正確に現在の状況および悩みを把握することができるのかな・・・っていうのは不安なところ。
メールにしてもSNSにしても、トラブルのきっかけは「相手にこちらの言いたいこと、伝えたいことが誤って伝わってしまった」というケースも多いわけだし。
語彙力のある子はまだしも、小学生くらいだとまだ自分の状況、気持ち、悩みなどを的確に文字にする力があるのかどうかも疑問だしね。
ただ、誰かに相談することで、少しでも気持ちが楽になるというのなら有意義なことだとは思う。