昨日もまた697Zと891Zを交互に吹いて吹奏感、音色などを比較してみたのですが、音の密度の濃さ、スムースさは圧倒的に697Zの方が上ですね。ボアサイズ、ベルサイズが小さい分、697Zの方が音がギュッと凝縮され濃厚な感じがします。また、697Zはスライドクリアランスが極めて狭いので(スライド内管と外管との間が狭い)、音のレスポンスが素晴らしいのですが、697Zに比べると891Zは少しスライドクリアランスが緩いようです。そのため697Zに比べて891Zは音のタイトさに欠ける部分があるようなので、試しにスライドオイルではなくスライドクリームを塗ってみました。やはりオイルに比べクリームを塗った時の方がスライドの気密性が増して吹奏感、音色とも良くなりました。891Zにはクリームの方が良いようです。
いずれにしても、697Z、891Zそれぞれ良さがあり、どちらの楽器をメインで使うかは判断しかねるところですね。おそらくその時々によって2本を使い分けることになりそうです。
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