Sliding Cafeマスターのブログ

立ち会いミックスダウン

今日は午前中に新たな依頼のボーカロイド曲のミックスを8割方完成させて、午後からその曲の依頼主さん立ち会いの元、ミックスの仕上げ作業・・・の予定が、ドラムの音が依頼主さんのイメージされている音色と違うということで、少し調整してみました。しかし、どうも元のトラック素材の音質の方に問題があるようで、どうにも改善できず、打ち込みドラム音源だったこともあり、僕の方から「それならばドラム音源自体を差し替えてしまった方が簡単にイメージ通りのドラムサウンドになりますよ」という提案をしたところ、依頼主さんも「ではそれでお願いします」という返答をいただきました。後日ドラム打ち込みのMIDIファイルを提出してもらう事になり、今日の立ち会いミックスは1時間で終了。

今回のようにドラムの音色がイメージ通りで無い場合、トラック素材をEQ、コンプ等であれこれいじり回すよりも、イメージに近いドラム音源に差し替えてしまった方がはるかに簡単ですし、良好な結果となります。今回は打ち込みドラムなので、MIDIファイルされあれば音源差し替えは簡単です。実際のドラマーの演奏による生ドラムの場合でも、録音品質が悪い場合にも、録音素材を加工するよりも、ドラム音源の音に差し替えた方が良い結果となります。生ドラムをドラム音源に差し替える方法としては、ドラムのオーディオ信号をトリガーしてMIDIに変換する手法が一般的ですが、録音品質が悪い場合は、マイクの被り音の影響で正確なトリガーが出来ない事もあるので、その場合にはドラムの波形を見ながら、手作業でノートデータを並べてドラマーの叩いているタイミングと打ち込みのタイミングを合わせていきます。これは非常に地味な作業なので、根気と忍耐力の必要な作業ですね。

という訳で、ドラム音源差し替え後、来週にまた立ち会いミックスです。

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