ちなみに以前のシリコンゴムバンドでの装着は以下のような感じ。
新しいゴムはまだ入手できていないのですが、島村楽器のサイトで装着方法などを確認できます。新しいゴムなら、マウスピースと楽器とのジョイント部、抜差し管以外でもリーフレックを装着出来る点が良いですね。トロンボーンの場合は、主管のU字管部分に装着してみるのも良いかもしれません。
僕のバストロンボーンではもうリーフレック無しでは吹けない位、非常に重要なアイテムとなっていますが、細管テナーと太管テナーバスではリーフレックの効果があまり感じられず、楽器によって相性があるみたいです。以前にも書きましたが、響きや音の広がり、音の太さが重要となる楽器の方がよりリーフレックの効果が強く出るような気がします。僕の個人的な印象では、トロンボーンではテナーよりもバスの方がリーフレックの効果の恩恵を受けやすいように思います。
そういった意味では、響きの豊かさ、広がり感、音の太さが重要であるユーフォニアムが最もその効果が顕著に表れるように思います。と思っていたところ、あの世界的ユーフォニアム奏者スティーブン・ミード氏のリーフレックレビュー動画がありました。
ミード氏は、マウスマイプ部、2番ピストン管、主管の3箇所に装着していますが、特に2番ピストン管が重要のようです。
ミード氏によるリーフレック装着テスト。前半がリーフレック装着、後半がリーフレック無し。
リーフレック装着時の音の太さ、響きの豊かさが凄いです。
ステレオ録音とモノラル録音の違い並に音の広がり感が違いますねぇ。
ミード氏の奥様ミサさんのレビューもあります。
同じくミサさんのリーフレック装着テスト。
こういった音響改善アイテムを装着することについて否定的な意見を言う人は案外多く、僕も今まで散々このような音響改善アイテムを試す度に鼻で笑われることも多く、おそらくそのような否定的な意見を持つ人にしてみれば「そんな道具に頼らずに自分の腕を磨け!」ということなのだと思いますが、僕の考えとしては、自分の演奏技術を高めるための練習はもちろん重要ですが、それと同じように使う道具(楽器)をどのように工夫、改善、手を加えれば更に自分の身体に馴染み最高のパフォーマンスを発揮出来るのか、というような自分の使う道具について研究することはとても重要だと思います。一流アスリートがシューズ、スパイク、ラケット、バットなどのほんの数ミリ、数グラム単位の微調整にこだわることと同じです。
自分の使いやすいように楽器に手を加えたり、カスタマイズすることも演奏技術向上のための努力のひとつだと思います。
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