Sliding Cafeマスターのブログ

立ち会いミックス

昨日はロックバンドのミックスでバンドメンバー立ち会いの元、1曲ミックスしました。普段はおまかせでミックスをすることが多いのですが、やはりメンバーに直接サウンドのイメージを聞きながら作業をした方が、微妙なニュアンスまで汲み取ることができるので、やりやすいです。

時々「どんなジャンルのミックスが得意ですか?」という質問を受けますが、基本的にジャンルによって得意、不得意というのはありませんが(と、自分で思っている)、ミックスをしていて楽しいのは、打ち込み系の音楽ではなく、バンド系ですね。僕自身が演奏家でもあるので、バンド系のサウンドは感覚的に自然と入り込めますし、音作り、バランス調整や音楽の流れ(メリハリや盛り上がりの演出等)も作りやすいです。

対して、打ち込み(電子音楽)系の場合は、元々が平坦で機械的な音源である場合が多いので、そこから音楽的な抑揚、メリハリなどを作り出すためには労力と時間を要します。打ち込み系音楽を否定するつもりは全くありませんが(むしろ、打ち込み系も好きな方ですが)、ミックスにおいては、どちらかといえば苦労する場合が多いです。

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