世間一般的には作曲、編曲の仕事といえば、とてもクリエイティブな仕事のイメージがあるけれども、クライアントさんが存在する限りは自分のオリジナリティ、意思などは思いのほか主張できない。ほとんどの仕事はまずクライアントさん有りき。どんなに自分自身が最高の仕事をしたと思ったとしても、クライアントさんのイメージするところと違っていればNG。クライアントさんのOKが出るまで何度でも作り直し、という事は日常茶飯事。デザイン、映像などの世界でもこういった事は当たり前。
誰でも自分の仕事を否定されるという事は気分は良くないもの。が、否定される度に気分を害していては、とても仕事としてはやっていけない。仕事に対して気持ちを込めるという事はとても大切。しかし、仕事に対する思い入れが強くなるあまり、感情的になってしまってはいけない。思い入れが強ければ強いほど、それを否定された時の反発心、マイナス感情も強くなる。だから、ある意味「鈍感力」というのはとても重要な能力になるだろうし、「手を抜く」という意味ではなく、適当にやり過ごすスキルも身につけなくてはいけない。世の超一流といわれるプロフェッショナルな仕事人というのは、おそらくこういった能力に長けている人なのだと思う。
自分の感情を常に「ニュートラル」な状態で仕事に取り組む事はとても大事。
さまざまな制約の中でも自分の個性をしっかり主張出来てこそ、真のプロフェッショナルであると思う。
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