ホルスト作曲/吹奏楽のための組曲第1番と第2番を立て続けに聴きました。個人的には吹奏楽という音楽は高校卒業と同時に卒業した音楽だと思っているので、以来特別吹奏楽に積極的に関わるという事はなく、また好んで聴くような音楽ジャンルでもないのですが、やはり中学高校時代は相当な情熱を持って取り組んでいた吹奏楽なので、今でも懐かしさはあります。やはり自分の原点でもあります。ただし、吹奏楽におけるポップス、ジャズ、ラテン系音楽の解釈、演奏については、音楽としては全くもって論外のレベルだと思いますし、近年の吹奏楽オリジナル作品については聴く気にもならないし、そもそも興味が湧かないといったところです。
数ある吹奏楽作品の中で唯一僕が認めるというか、本当に素晴らしい作品だと思えるのはホルストの組曲第1番と第2番でしょうか。この2つの作品はメロディなどが素晴らしいのはもちろんですが、本当の意味での吹奏楽の良さが凝縮されていると思います。特に、扱いの難しいユーフォニアムの効果的な使い方は本当に素晴らしい。イギリスの作曲家だけあって、イギリスの伝統に深く根ざした感性もひしひしと伝わってきます。
やはり、吹奏楽の原点といえる作品はホルストのこの作品でしょう。
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