MIDIから生へ

今日までに完成させる予定であったMIDI打ち込みによるフルオーケストラ楽曲の音源制作ですが、依頼主さんの了解を得て金管パートだけMIDIではなく生楽器録音にする事にしました。最近はどんな楽器でも本物と聴き間違えてしまう程リアルなソフト音源が出て来ていますが、唯一金管楽器だけはリアルな音色とはほど遠く、いかにも打ち込み臭い機械的な音色です。それでもホルン、チューバなどはかなりリアルなソフト音源が登場して来てますが、トランペットとトロンボーンに関しては、かなり厳しいです。金管楽器は自分で演奏＆録音するので、あえてソフト音源を使う必要も無いのですが、制作時間が短い時などは重宝します。

今回も当初の予定では金管楽器も全てソフト音源で制作する予定でしたが、どうしても打ち込みならではの安っぽいサウンドが気になってしまい、金管楽器は生演奏に変更することにしました。が、金管セクション10名を雇うだけの予算がある訳でもなく、僕の一人多重録音で金管セクションを賄います。という訳で納期は1週間延ばしてもらい、今週は一人多重金管セクション制作が中心業務となります。