ほぼ全員の生徒さんが演奏終了後に「緊張してしまって普段通りの演奏か出来ずボロボロてした~」というニュアンスの感想を述べられていましたが、この「普段通りの演奏が出来ず」というのは、解釈を変えれば「普段通りの演奏では無い→普段以上に気持ちの入った演奏」という事でもある訳で、極度の緊張により普段では想像出来ないようなミス、事故も多発してしまいますが、そんな小さなミスよりも「全身全霊をかけた演奏」の方が遥かに勝ります。その人なりの精一杯の力を出し切った演奏というのは聴いている人の感動を呼ぶものです。
僕も予定外にソロを1曲演奏する事になり、顔面神経麻痺発症以降初めて正式な形で人前で演奏を披露しました。もちろんまだ完治した訳ではないので演奏上の不具合はいろいろとありますが、録音を聴いてみると顔面神経麻痺発症前よりも音楽表現の幅が広がっているように感じる部分もあり、発症からこの2年半過ごした時間は決して無駄ではなく、むしろ演奏家としての音楽表現の幅、深みを出すための良い経験になったのかもしれません。昔から「深みのある音楽を表現したい」とずっと考えていたので、今回の演奏でその目標に少し近づけたように思いました。
今回の発表会での演奏を糧に僕自身もまた本格的な演奏活動復帰に向けて頑張りたいと思います。
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