Sliding Cafeマスターのブログ

ドラえもんを観て思う

 新声優に変わってからの「ドラえもん」を今日初めて観ました。おそらく昔から親しんで来た人なら大半の人が違和感を覚えると思いますが、声優だけでなく脚本、アニメーター、制作スタッフ等も変わってしまったのでしょうか。随分雰囲気が変わってしまいましたねぇ。20年以上に渡るドラえもんファンとしては、今日観たドラえもんにはとてもショックを受けてしまいました。噂には聞いてましたが、これ程変わってしまうとは残念ですね。せめて声優だけの入れ替えにしておいてほしかったなぁ~。登場人物のキャラもなんだかみんな仲良し的な感じになってしまって、なんかピリッとしない。のび太をイジメまくるジャイアンがいて、本当に情けなくなる程ダメなのび太の姿を見るに見かねたドラえもんが救いの道具を出してくれるという、単純だけどメリハリの効いたストリー展開が良かったと思うのですよ。これも今の時代を反映して、あまりイジメとかを描かないようにしようという配慮なのでしょうかねぇ。
 ま、ストーリーはともかく、それ以上に残念に思うのは劇中音楽いわゆるBGMが非常につまらなくなったという事。以前のドラえもんの劇中音楽はとてもよく考えられた音楽で、場面によって印象深いメロディーが流れてましたが、リニューアルしたのは何も印象に残るメロディーが無く、ただのSE程度にしかなってないのです。とってもマニアック、且つ専門的な話題になって申し訳ないのですが、以前のドラえもんの劇中音楽(テーマ曲も)はトロンボーンの使い方が非常に上手かったのです。オープニング・テーマ曲ではバストロンボーンがとても効果的なラインを吹いていたし、「竹コプター」の飛行シーンでは、アービー・グリーンばりのスウィートなトロンボーンがメロディーを奏でていた訳です。トロンボーンを始めたばかりの中学生当時の僕は、このジャジーで大人なトロンボーンの音色に感銘を受け、このトロンボーンのメロディーを聴きたいがために毎週ドラえもんを観ていたようなものです。高校生になる頃には、このメロディーをそっくり真似て吹けるようになっていました。なので、僕のスウィート・メロディーを吹くスタイルの原点は実はドラえもんにあるのですねぇ。

 子供向けアニメ音楽とは言え、その音楽の子供に与える影響は非常に大きいと思います。質の高いアニメ音楽が増えて欲しいものです。その点アメリカのアニメの劇中音楽は本当に素晴らしいですね。曲、演奏ともにとても音楽的で本当に素晴らしいです。僕の場合、どうしてもブラスの音に耳がいってしまう訳ですが、もう信じられない位上手いです。機会があったら意識して聴いてみると良い勉強になりますよ。
お薦めは「トムとジェリー」。

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