11月13日の名古屋ライブで共演するドラマーが東京でライブするというので、昨日は四谷のライブハウスに聴きに行って来ました。バンドはベテランミュージシャンによる演奏なので大変素晴らしかったのですが、音響の音量があまりにも大き過ぎて、大半の曲でボーカルが何を歌っているのかほとんど聞き取れませんでした。爆音のバンドサウンド中でボーカルが何か叫んでるなー、という印象。せっかく素晴らしいボーカルなのに、とても残念。
昨日のような典型的なロック系ライブハウスに行ったのはかなり久しぶりですが、まぁこの手のハコはどこも音響的には最悪で、天井が低く狭い地下スペースでは仕方ないのかもしれません。せめてその狭いスペースに適した音量にしてくれれば少しは聴きやすくなると思うのですが、音響の出力だけはアリーナクラスの大音量を出しているため、部屋の中で完全に音が飽和してしまい、もう何が何だか分からないというか、良いのか悪いのかさえ分からなくなりそうです。まぁ、これがロック系ライブハウスならではの魅力と言えるのかもしれませんが、音楽を作ることを仕事にしている者にとってはかなり過酷な環境です。知り合いのライブでなければ、絶対に行きたくない場所。間違いなく難聴になります。以前、マスタリング仕事でお世話になっている事務所の招待で爆音ライブハウスに聴きに行ったことがあり、この時はもう殺人的爆音で、このライブ後3日間耳がおかしくなり、とても仕事どころではなくなってしまいました。特にマスタリングでは非常に緻密で繊細な聴覚を必要とするため、爆音ライブを聴くことは出来るだけ避けたいところです。
それよりも何よりもライブハウスの音響はもっと良くならないものなのか。