「T-K-T(トゥクトゥ)」もしくは「T-T-K(トゥトゥク)」という発音を行うタンギングのことです。
シングルタンギングでは対応できない位速い3連符フレーズで使います。
「T-K-T」もしくは「T-T-K」をワンセットとします。6連符の場合はそのワンセットを繰り返します。おそらく「T-K-T」のパターンの方が一般的なのではないかと思います。「T-T-K」のパターンはフレーズのニュアンス的に3連符の最初の2つをはっきり出したい時などに使う感じでしょうか。
ただし、「K」の発音が「T」と同じ位クリアーに発音出来ていれば全て「T-K-T」のパターンでも良いと思います。
それでは、具体的な練習メニューです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/30/884954aa6cc76009ef4dd1b2d7d655bc.jpg)
やり方は今までと同じ要領です。譜例のFから始めて半音ずつ下がって低音のEまで降ります。
トリプルタンギング(中音域~低音域)の模範演奏
次に、譜例のFから半音ずつ上がりタンギング可能な限界音域まで上がります。
トリプルタンギング(中音域~高音域)の模範演奏
「K」発音時の注意点はダブルタンギングと全く同じです。当然ですが、ダブルタンギングが出来なければトリプルタンギングも出来ませんので、ダブルタンギングをきちんと習得してからトリプルタンギングの練習を行ってください。
<トリプルタンギング練習の留意点>
1. 必ずメトロノームを使用すること
2. 「K」発音時の音が奥に引っ込まない(小さくならない)ようにすること
3. 舌の動きは小さく最小限で
4. 小さめの音量で練習すること
「T-K-T」よりも「T-T-K」のパターンの方がタンギングしやすいという人は「T-T-K」でも良いと思います。ただし、セクションで同じフレーズを吹く場合には必ず発音のパターンを揃えてください。
次回は「タンギング練習:レガートタンギング」です。
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