DAW(デジタル・オーディオ・ワークステーション)の普及と、コンピューター技術の発達により、小額の機材投資で誰でも簡単に音楽制作、ミックスダウンなどを行えるようになりましたが、他人に聴かせても恥ずかしくないようなサウンドに仕上げるためには、それなりの技術、知識と経験が必要です。
長年ミックスダウン、マスタリングの仕事をやっていながら、業界標準ソフトといえるPro Toolsをほとんど触ったことがないのですが、今日初めてまともにPro Toolsを操作しました。普段使っているDigital Performerとの操作性は大分違いますが、DAWは基本的にどのソフトも機能面では大差ないので、スムーズに操作できました。しかし、Pro ToolsはMIDI編集機能が少し弱い印象がありました。その点、Digital PerformerのMIDI編集機能にとても優れていて、MIDI打ち込みをするなら断然Digital Performerの方が緻密なデータを作れます。元々DIgital Performerの始まりは、「Performer」というMIDIシーケンスソフトが始まりで、その後オーディオも扱えるようになって来たのに対し、Pro Toolsはオーディオ編集、ミキシング用ソフトとして開発され、後からMIDI編集機能が付いて来たので、そういったソフト開発の歴史の違いから来るものかもしれません。
しばらくPro Toolsを使ったミックスダウンレッスンを定期的に行うことになったので、僕自身もPro Toolsの使い方も覚えるのにちょうど良い機会になりそうです。
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