コンテスト当日

埼玉大学Swing Cube Jazz Orchestraの山野ビッグバンドジャズコンテスト当日。ついにこの日がやってきました。本番前のメンバーのみんなの様子、過度の緊張からくるため息だらけ。ただでさえ緊張するコンテストにおいて初出場となれば、そりゃぁもう緊張して当然。初出場である事にとても気をつかってくださった国府弘子さんの心優しいMCと、お客さんの暖かい声援の中、とても素晴らしい演奏であったと思います。

半年に渡ってかなり深く関わってきたし、しかもアレンジも提供しているだけに客席で聴いている僕もかなり緊張しましたよ。本番が終わったので公表しますが、僕がアレンジした曲は、ディジー・ガレスピーの「マンテカ」でした。アフロキューバンリズムを基調としつつ、途中スウィング(4ビート)に変化したりというアレンジ。技術的にはそれほど難解な事は盛り込んではいませんが、メンバーにアフロキューバンのノリ、グルーヴ感を理解させるのにかなり時間を要しましたね。

で、その緊張の本番。とても初出場とは思えない堂々とした演奏でした。メンバーの緊張もある意味とても良い方向に作用したみたいで、コンテストにかける意気込みがしっかりバンドサウンドとなってビシビシ伝わってきました。「攻め」の姿勢がとても良かった。緊張で萎縮してしまう事を最も心配していたんですが、プレッシャーに押しつぶされる事なく音が前に出てきていて素晴らしかったと思います。特にホーンセクションの鳴りとサウンドは本当に素晴らしくて、他大学を圧倒する程の音圧感でした。

個人個人においては、いろいろと後悔、反省する事も多いかもしれませんが、バンド全体としては申し分のない演奏でしたし、半年間の練習の成果は十二分に発揮できたと思います。

この調子でいけば、来年は更に充実した素晴らしいサウンドになる事間違い無し！