ミッシェル・カミロ クリニック、そしてセッション

ライブの翌日は昼間のブルーノートでミッシェル・カミロが
ピアノクリニックをするというので再び表参道へ行ってきました。

昨日の演奏でも終始笑顔でお客さんに深く頭を下げるカミロをみて
めちゃめちゃいい人なんだろうな。と思っていたのですが、
クリニックを受けてみると、心底いい人なんだという事がよく分かりました。

子供の頃に家には熊の形をした「キョロちゃん」という手動のカキ氷機がありました。
カキ氷を作る際にハンドルを1度まわすとその度に熊の黒目が左から右へキョロっと動くのです。
そのキョロちゃんさながらのまんまるい目をして
レスリング選手のような体型をしたドミニカ人が
会場の人々にハスキーボイスでやさしく語りかけていく
なんとも不思議な空間でした。
内容はエネルギーの配分、音色、リズム、音楽の変遷などなど。
特に、エネルギーに対する彼の見解は面白かったなぁ。
あの素晴らしいパフォーマンスの裏側には
こんな蓄積があったんだと関心しました。すごく充実した内容のクリニックでした。

クリニック終了後は渋谷のタワーレコードで視聴コーナーをひととおり
視聴しまくり、結局一枚も買わないという店にとっては迷惑この上ない状態で
店を後にし、そのまま大泉学園in Fのジャムセッションに行ってきました。

やっぱりin Fのピアノの音はいい！よく鳴るし、それでいてうるさくない。
お店の人たちもとっても温かい。
頑張って遠出してよかったなぁ。
なぁ～んてまったりしていると、これまた終電の時間。
今日もよく遊び、よく学びました。

明日は鎌倉スイートママでの演奏。
そして鎌倉はお祭りだそうです。
ん～、屋台とか出ているのかなぁ。

ミッシェル・カミロ

昨日はミッシェル・カミロ（P)トリオを聴きにブルーノートに行ってきました。

あまりにも凄すぎて笑ってしまいました。
もう1曲目が終わった時点で会場からスタンディングオベーション
ドラムのクリフ・アーモンドも良かったなぁ。
名前も知らなかったのですが、
演奏はただ正確なだけでなく、音色と空間の表現力が豊か。
バカ早いテンポでもちゃんとカミロと音の対話をしている。
こういう人っているんだなぁ。素晴らしかったです。

初めて生ミッシェルを見たのですが、
思ったより小柄、そして腕の筋肉モリモリで
オリンピックで見るレスリングの選手みたいな体でした。

素晴らしいライブだったせいか、ライブ終了後もまったりしてしまい、
気がつけば終電に間に合わないかも・・・という時間でした。
束の間の夢心地の後は猛ダッシュで息をゼイゼイ言わせながら
夜の東京を走りまくっていました。
う～体が重かった。
私も筋トレしなくてはと本気で考えた一日でした。