花の名前: カラスノエンドウ(ヤハズエンドウ)
撮影日: 2017/04/24
鳥のカラスとのつながり。
和名は「カラスの、エンドウ」ではなく、「烏(カラス)・野豌豆(のえんどう)」で、豆果の果皮が黒く熟すのをカラスに例えた、あるいは近縁のスズメノエンドウ V. hirsuta に比べて大型であることに由来するとされます(木村陽二郎 監修,植物文化研究会 編. 2005.図説 花と樹の事典)
カラスはいいやつ。カラスはいたずらをする。作物を突っつく。嫌われものではあるが愛嬌があるので憎まれっ子ではない。狐や狸のように騙す化かすことはない。
濡れからす(ぬれがらす)」は、女性の黒髪を烏の濡れた羽に例えた言葉で、日本の伝統色です。
【意味】
烏の羽が水に濡れた黒色
雨に濡れた羽の表面が乱反射がなくなり、青や緑、紫など複数の色が絡み合った光沢でより一層黒く見える様子
美しい黒髪を形容する言葉
【呼び名】濡烏(ぬれがらす、烏羽色(からすばいろ、濡羽色(ぬればいろ、 烏の濡羽色。
【使用例】
万葉集の時代から「髪は、烏の濡れ羽色」といわれるように、黒く艷やかな女性の髪の毛を形容する言葉として用いられました
【類義語】黒々、真っ黒、黒光りする、 漆黒。