笑顔慈治(えがおじじ)

花とともに綴るあれこれ

葉の形と和名 ウンラン ルコウソウ

2025-03-09 22:38:00 | 花のまとめ

すでにある花に似た新たな花に葉の形をつけてネーミングし、それが和名となっている例は数多い。

ウンラン(海蘭)ゴマノハグサ科ウンラン属(Linaria)という、まさにランを思わせる、日本に自生する花がある。 


ツタバウンランは地中海原産の帰化植物でツタバウンラン属(Cymbalaria)オオバコ科(以前はゴマノハグサ科)学名 Cymbalaria muralis(シノニム Linaria cymbalaria)である。


マツバウンランは北米からの侵入植物でマツバウンラン属(Nuttallanthus)ゴマノハグサ科というように、学術的にはまったく違う植物で、どれも「ウンラン」の品種ではない。

一方、同じく外来種である、

ルコウソウ(Ipomoea quamoclit)ヒルガオ科サツマイモ属は糸状の葉を持つのに対し、

マルバルコウソウ(Ipomoea coccinea)ヒルガオ科サツマイモ属は、その仲間で葉が大きく丸いという特徴で区別されている。

ルコウソウが園芸種として認知されているのに対し、マルバルコウソウは雑草で侵入植物とされているが、ルコウソウと交配されハゴロモルコウソウを生んでいる。ハゴロモルコウソウは「ルコウソウ」の品種とも言えるが、マルバルコウソウは仲間ではあるが品種ではない。


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空でささやく親なきすずめ そら手にとまれ(カラスとすずめ↓三部作/およろしければ)

2025-03-07 22:32:00 | 花のまとめ

濡れカラス雀を友に田中の小道



空でささやく親なきすずめ そら手にとまれ


田中の小道を行く濡れカラス空でささやく親なきすずめ






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イチゴ(苺)にみる名前の使われ方

2025-03-04 14:27:02 | 花のまとめ

イチゴ(苺)と言えばあの甘い、農家で栽培されスーパーなどで売られ、多くの品種が競って作られている果物が思い浮かぶ。

また、イチゴはイチゴの仲間の総称でもある。

「野いちご」は在来の野生イチゴの総称となる。代表は「クサイチゴ」で、他に「ヘビイチゴ」「ヤブヘビイチゴ」なども含まれる。

「キイチゴ」は外来の「ラズベリー」や「ブラックベリー」を言う。

 

 


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ハーブとして? 花として?

2025-03-04 14:22:18 | 花のまとめ

ハーブとして知られる植物の多くは花の名とは別にハーブとしての名前を持っている。ハーブとしての商品力がより強い場合は専らハーブ名で流通する。

ラムズイヤー(ハーブ名)の花名には和名のワタチョロギ(綿草石蚕)が主に使われるがマイナーな呼び名となっている。

エルサレムセージ(ハーブ名)学名 Phlomis fruticosa のフロミス・フルティコサとして園芸の花でもある。和名のキバナキセワタ(黄花着せ綿)は和種のキセワタからきているが、キセワタが希少種であることもあり、一部で使われるにとどまる。

 

ハゴロモジャスミンのようにハーブとしても花名としても使われる(学名は Jasminum polyanthum)ものもある。

 

アメジストセージ(ハーブ名)とサルビア・レウカンサ(花名)はどちらもよく知られ、目的や用途で使い分けされる。

チェリーセージ(ハーブ名)に呼ばれる花にはサルビア・ミクロフィラやサルビア・グレッギーなどがあるが、チェリーセージは親しみやすく、花名として使われることも多い。

 

これらは、ひととおり花の名を整理した後に、タイトルの付け方を見直していこうと思っている。


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学名が流通名にそのまま使われる花

2025-03-04 14:21:49 | 花のまとめ

学名をそのまま流通名に使っている場合がある。とても個性的であることや、名前に印象的な響きがあり、いわゆるレアものとして愛好家をターゲットにするために、あえてそうしているように感じられる。

オーソニガラム(オオアマナ)Ornithogalum は種により個性がはっきりしているので「オーソニガラム・アラビカム」のようにして流通している。

セントーレア Centaurea はヤグルマギクと仲間の学名だが、本家のヤグルマギクはそのままで、仲間は宿根ヤグルマギクなどとされ、流通名は「セントーレア・ギムノカルパ」のようになっている。

リクニス(スイセンノウ)Lychnis も種ごとに個性的で「リクニス・フロスククリ」のようになる。が昔からの酔仙翁のイメージを持つのは「リクニス・コロナリア」だが、これ自体も多様化している。

イベリス(マガリバナ)lberis は和名が商用には不向きで「イベリス・センペルヴィレンス」などで流通する。

これらは種名を省略してくくってしまうとレア感がなくなってしまう。愛好家には良いが、一般人には厄介な代物である。


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純外来のまだ新しい花

2025-03-04 14:21:10 | 花のまとめ

西洋の外国語で呼ばれる外来の花には明治の文明開化のころあたりに入ってきたものが多く、また同種の在来の花があることも多い。

近年になり、珍しいものが求められ、世界中から探し出された花がもたらされている。この場合、よく知られた在来の花はなく、学名や原産国での呼び名などがそのまま使われることが一般化している。口から名前を発するのに少し戸惑いがあるが、精神的にはスッキリと楽な気がする。無理やり付けたような和名があっても「もう嫌だ」と感じる。

バビアナ 学名:Babiana

イキシア 学名:Ixia

ホメリア 学名:Homeria

ベニジウム 学名 : Venidium

ルピナス 学名:Lupinus

ニーレンベルギア  学名 : Nierembergia

 

必ずしも学名ではない場合もある

ヘンルーダ 学名 : Ruta 英名 :  Rue ルーでも流通する

 

外来がわりと古くても、あまりにも洋名が魅力的で、別の和名が付かない花や、あっても知られない花もある。

アマリリス 学名:Hippeastrum 旧名 : Amaryllis すでにアマリリスで世界中に広まった後に分類が変更された

ガーベラ 学名:Gerbera 

ヒヤシンス 学名:Hyacinthus 


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花と呼ぶのはいかがなものか? 雑草の美

2025-03-04 14:20:03 | 花のまとめ

野草、雑草、下草などと呼ばれる植物

ミミナグサ(耳菜草)在来の雑草。愛らしい花を咲かせる。

オランダミミナグサ 和種のミミナグサ(耳菜草)に対し外来で繁殖力が強い。特に害がなく花期に可愛い花を楽しめる。

カモガヤ(鴨茅)外来種で世界的に牧草として知られる。カヤ(茅)など他の雑草と混じり生えては刈り取られる。

コバンソウ(小判草)外来の侵入生物。まさに雑草ながら小判のような穂に粋な味わいがある。

 

ヤブジラミ(藪虱)オヤブジラミ(雄薮虱)在来の雑草。可愛らしい花が見られる。食用や薬草にならないので侮蔑的な名が付いたのかな?

チガヤ(茅萱)在来の代表的な雑草。白い穂が秋を演出する。

カヤツリグサ(蚊帳吊草)在来の雑草。しっかりした茎の造形が面白い。

ヒナタイノコヅチ(日向猪子槌)在来の雑草。ひっつき虫になる前にちょっぴり花の美。


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蔦あるいは葛ときに茨そしてアイビー

2025-03-04 14:19:37 | 花のまとめ

自然界の野山に生える繁殖力や生命力の強い植物で、食物として恩恵をくれるものや、花が安らぎをくれるものがある。

ノイバラ(野茨)あるいはノバラ(野薔薇)は棘があるが、可愛らしい花を咲かせる。バラ(薔薇)の始祖でもある。

クズ(葛)は、放置するととんでもなく茂る頑強な雑草だが、根が葛粉となり和菓子に必須の食材となる。

アケビ(木通)は果実として、昔と比べればわずかではあるが、栄養価の高い果物として食されている。

ヤマノイモ(山の芋)は自然薯として食される。


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花の名にも履歴がある

2025-02-22 18:44:00 | 花のまとめ

キランソウ(金瘡小草)は在来の野草。

セイヨウキランソウは西洋文化とともにもたらされた外来の野草で観賞用に輸入され、次第に野生化した。

現在アジュガで流通している園芸種は、海外からの輸入種や、それらを原種として作られてきたもの。

さらに、園芸種が花園の外に飛び出して、野に咲き、あらたな野花になっている。

どれも学名は Ajuga となる。

アジュガ(セイヨウキランソウ)のように別名として記載するのは間違いではないが、歴史の時空を圧縮してしまっている。

いつのころかは定かでないが、野に出て咲いた花はやはり「セイヨウキランソウ」で、園芸の花は「アジュガ」とするのが今風のように思える。

セイヨウニンジンボク(西洋人参木)学名:Vitex の場合は、ニンジンボクという和種はなく、ハマゴウという植物がある。これらはハマゴウ属(Vitex)となっている。ニンジンの由来は葉がチョウセンニンジンに似ていることかららしい。

セイヨウアブラナ(西洋油菜)は専ら食用油の生産のためもたらされたもので、菜の花畑で見る花は実は西洋油菜。和種のアブラナがナノハナ(菜の花)ナタネ(菜種)と呼ばれ、野菜として食され、菜種油が採取されるが、多くは開花前に刈り取られる。はっきりした違いがあっても混同され一般化している。とはいえ、どう呼んでも間違いではなく、そういう事例はいっぱいあるので、私たちはナノハナ(菜の花)と呼べばよいのだと思う。

セイヨウナデシコ(西洋撫子)は和種のナデシコがまだ多く見られた時代に外来種が区別されたもの。今は何代も交配が重ねられた多彩な園芸種がナデシコやダイアンサスの名で流通していて、本来の和種ナデシコ(ヤマトナデシコ)は幻の花となり、セイヨウナデシコはほとんど死に語となっている。

タンポポには在来種と外来種(セイヨウタンポポ)があり、繁殖力のより強い外来種が多く見られるが、在来種もけっしてひ弱ではなく咲き続けている。種による差異はあるのだろうが、それぞれに固体差もあり、私たちが構えて区別するものでもない。


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属という分類の行方は?

2018-12-08 18:50:57 | 花のまとめ

花の分類には、まず大分類としての「科」があって、その中に中分類としての「属」がある。今までずっとそう理解していたし、今でも決して間違いではないが、際限なく多種多様化する今に至っては、しっくりこないことも多い。

新しい花には、属名に学名を充てることも多く、学会での見直しにより、そう変更されているものも見られる。そうなると属名は学名の日本語表記あるいは代表的な花の和名などになる。

イベリス 学名 lberis 和名マガリバナ(屈曲花)アブラナ科マガリバナ属(イベリス属)

サイトによっては属名をあえて記載せず、学名を記載しているものもある。

イベリス 学名 lberis アブラナ科

イベリス・センペルビレンス Iberis sempervirens などは種として確認され学名となっている場合で、いわば公認された名前となっているようだ。

イベリス‘マスターピース’ Iberis ‘Masterpiece’ などはイベリスの交配種の愛称(商品名)を表しているようで、非公認の名前なのかもしれない。

マガリバナのような一般的に無名で商品名として使いにくい和名は流通から遠ざけられ、やがては消滅していくのだろう。かつて外国からの新しい花に、ふさわしい和名をと努めた日本の文化は、もうそんな無理はせず、そのままが良いというトレンドに押され消えかかっている。

 

オキシペタラム 和名ルリトウワタ(瑠璃唐綿)

学名 Oxypetalum coeruleum キョウチクトウ科またはガガイモ科オキシペタラム属
学名 Tweedia caerulea キョウチクトウ科またはガガイモ科トゥイーディア属と別れているが
園芸市場では専ら
‘ブルー・スター’
‘ホワイト・スター’
‘ローズ・スター’
などの愛称で流通する。オキシペタラムとトゥイーディアは併用されるがオキシペタラムが一般的なようだ。どんどん複雑多岐になっている現状に学術の世界にも揺れが生じている。だが現実の市場は関係なく動いている。また和名はいわばマニア用語となっている。

 

一方で、たとえば「ナデシコ」など、あまりに名が知られ日本人の意識から永遠に消えない花の名前は、時代のいかなるトレンドにも決してひるまずにいる。

ナデシコ(撫子)学名 Dianthus ナデシコ科ナデシコ属(ダイアンサス属)にはナデシコを称する花々で満ち溢れている。一方で、本来の和種ナデシコ(ヤマトナデシコ)はもはや超希少な存在で、我々が目にできるのは何世代もわたり交配が重ねられ、人工的につくられた園芸種となっている。
そんな中で、本来「カワラナデシコ」は昔のナデシコを言うのだが、今はそれに似た雰囲気を持つ園芸種にその名を冠した流通名となっている。
逆に、目新しい新種は「ダイアンサス」として愛称をつけて販売され、使い分けがなされている。さらに、これらの場合には、原種をたどると、ダイアンサス属以外のナデシコ科の植物が混じっている可能性もありそうだ。

花は自然科学の対象であると同時に人為的な商品作物でもある。

極端に言えば、自然科学では「学名」が名前であり、園芸の世界では「流通名」あるいは「愛称」が名前と言える。「科」は上位分類から花のイメージを思い浮かべるための関連情報へとなりつつあり、また「属」は存在の意味すら薄れつつあるのかもしれない。


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花の新着 12月7日(金) サザンカ

2018-12-08 12:29:19 | 花のまとめ

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国名や大陸名などを冠する花

2018-12-06 07:25:56 | 花のまとめ

出身地らしき場合と、大きさや派手さなど形容詞的な場合がある

【アメリカ】

アメリカオニアザミ アメリカフヨウ アメリカアサガオ

【メキシコ】

メキシコハナヤナギ

【中国】

シナサワグルミ

【ドイツ】

ドイツスズラン ジャーマンアイリス

【オランダ】

ダッチアイリス

 

【その他の地名】

オウシュウキンポウゲ

セイヨウオダマキ セイヨウイボタノキ

ヒマラヤユキノシタ

カロライナジャスミン(ノースカロライナやサウスカロライナに残るアメリカの地域名称)

カリフォルニアポピー

ウンナンオウバイ(中国の地名)


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花の作法 雅な言葉を花名に関する

2018-12-03 19:38:06 | 花のまとめ

トキワ(常盤)を関する花
常磐は硬い岩で永久不変を意味する言葉→京都の地名→常盤御前→ 絶世の美女→艶やかで美しいとなったものと思われ、
そのような花に冠されている

トキワガマズミ(常盤莢蒾) 白花の清楚なガマズミに対し桃色の混じった艶やかな花をつける

トキワツユクサ(常盤露草) 紫色のツユクサに純白の花をつける

トキワハゼ(常盤爆) 艶やかな小花を咲かせる雑草でハゼ(爆)という草はなく樹木のハゼ(櫨)とは異なる

トキワマンサク(常盤万作) マンサク(マンサク科)の一種で艶やかな園芸樹として普及する

 

ヒメ(姫)を関する花
可愛らしい小さいなどを表現しているが大半はヒメを冠さない元の花とセットになっている

ヒメエニシダ(姫姫金雀枝) 同族のエニシダに比べ花が小さい

ヒメイワダレソウ(姫岩垂草) 同族の野草イワダレソウの一種で、園芸種リッピアで流通している

ヒメライラック(姫ライラック) ライラック(モクセイ科の落葉樹)もきれいなので、小さなの意の園芸種

ヒメリュウキンカ(姫立金花) 日本に自生するリュウキンカ(立金花)に対し外来の種に付けられた名前でオウシュウキンポウゲ(欧州金鳳花)とも呼ばれる。


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花の名で対決する 洋風と和風 合理主義と伝統主義 などなど

2018-12-03 19:25:06 | 花のまとめ

洋風を好むか和風を好むかは年代や生活環境あるいは個性による。科学の立場は合理的な方法で人類全てにに共通の便益をもたらすことにある。一方で文化的な観点からアイデンティティーや伝統やを大切にする重要性もある。

花の名にも、このような観点からの「せめぎ合い」が見られ、混乱が生じている。

古くに中国大陸とのつながりが専らだった時代には大陸渡来の和名には中華風が混じっているので、さらにややこしい。

センノウ(仙翁)という中国渡来の花があり、仲間にスイセンノウ(酔仙翁)ムギセンノウ(麦仙翁)がある。センノウは見る機会がないが、スイセンノウやムギセンノウは頻繁にみることができる。
センノウは園芸花ダイアンサス(ナデシコ)の原種の一つのようで、なんとなく面影を感じるものがある。

センノウとスイセンノウの学名は Lychnis 日本での属名はセンノウ属で、ムギセンノウの学名は Agrostemma 日本での属名はムギセンノウ属と分かれている。

ここに流通名が登場する。これは魅力的なネーミングで購買意欲を起こさせるのが一番の目的だ。売れ出すと種苗会社は、世界中から仲間を探し出し、交配して新種を世に出す。こうして多種多様な花が登場する。

ムギセンノウはアグロステンマ・ギタゴ Agrostemma githago などとされ、さらに Agrostemma githago ‘Ocean Pearl’ や Agrostemma githago ‘Sakuragai’のように愛称を加え、オーシャンパールや桜貝の名で販売されている。こうなるともはやムギセンノウの名はそぐわなくなりアグロステンマと呼ぶのが適当だと思えてくる。

またスイセンノウはリクニスとされ、アボッツウッド・ローズ Lychnis coronaria ‘Abbotswood Rose’’ や、ガーデナーズ・ワールド Lychnis coronaria ‘Gardener’s World’ などとなっている。

このように園芸花における今のトレンドは 学名+種別名とし、さらに愛称を加える方向にある。そして、とても有名になると愛称が花名として独り歩きして、やがて定着していくこともある。

かように全部を理解し記憶するには限りがある。これから私たち「花の素人」どうしたらいいのか?
学名を基本とし和名を添え、記憶はどちらかから辿る。これが現下の対処方法だろうか?


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色を冠していても実は別の植物

2018-12-03 13:02:47 | 花のまとめ

ルリジサ(瑠璃苣)ハーブ名はボリジ(Borage)

苣(チシャ)は中国名でレタス(キク科)を表すが、濃い青色のレタスではなく、ムラサキ科の植物 Borago officinalis でハーブとして知られている。瑠璃色の美しい花を咲かせる。

ルリヤナギ(瑠璃柳)

ナス科の植物でヤナギは柳(ヤナギ科)のような細い葉を表現している。ヤナギバ(柳葉)を冠する花も数多い。

 

(参考)ルリを冠する花

ルリギク(瑠璃菊) ストケシア Stokesia laevis キク科ストケシア属(ルリギク属)の和名

ルリマツリ(瑠璃茉莉) Plumbago auriculata の和名で茉莉はジャスミンの中国名


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