笑顔慈治(えがおじじ)

花とともに綴るあれこれ

花の作法 色を花名に冠して違いを愛でる

2018-12-03 12:21:18 | 花のまとめ

色を花名に冠して愛でる作法(1)

ハクモクレン(白木蓮) モクレンの標準色は紫色で紫木蓮(シモクレン)とも呼ばれる

 

色を花名に冠して愛でる作法(2)

シロバナタンポポ(白花蒲公英) 黄色いタンポポの変種 

ベニバナハナミズキ(紅花花水木) ハナミズキの標準職は白色

ベニバナツメクサ(紅花詰草 ストロベリーキャンドル) シロツメクサ アカツメクサ(ムラサキツメクサ)と同属の外来種

ベニバナトキワマンサク(紅花常盤万作)あるいはアカバナトキワマンサク(赤花常盤万作) トキワマンサク(マンサク科)の一種で見栄えの良さから園芸樹と好まれる

クロバナエンジュ(黒花槐) 落葉低木エンジュは白い花を咲かせる

 

色がついても別の植物(3)

ベニニガナ(エミリア 紅苦菜)キク科 ウスベニニガナ属(エミリア属)の園芸花 ニガナ(苦菜)キク科ニガナ属の雑草


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学名とシノニム せめぎあいと流通名

2018-12-03 08:52:08 | 花のまとめ
ヒメツルソバの学名は Persicaria capitata で Polygonum capitatum はシノニム(synonym)つまり学術の世界の別名とされる。
今でもポリゴナムで流通している一方で、花の名は和名のヒメツルソバで紹介されている。

学術の世界はとかく争いの多い世界で、決着するには長い年月を要する場合がある。花を商って生きている一般社会では悠長なことはできないから、そのときそのときに商品としてのネーミングをする。また学術の世界の動向で変更する流れも出てくる。

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花の名前も変遷する

2018-12-02 11:03:11 | 花のまとめ

自然科学や生物科学が飛躍的に発展し、植物分類もかつての自然観察によるものから見直しがなされている。

発見者ジェームズ・ツイーディー (James Tweedie) の名を冠した Tweedia が日本でルリトウワタ(瑠璃唐綿)の和名が付き、ブルースターの愛称で流通し、欧米では southern star と呼ばれる。 これが後年になり Oxypetalum 属として見直され、流通名もオキシペタラムが主流になっている。



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花の新着 12月1日(土) コムラサキ

2018-12-02 10:07:02 | 花のまとめ

 


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流通名が先行する花

2018-12-01 09:27:41 | 花のまとめ

世界各地から日本でまだ流通していない花を探し出して商品として魅力的な名を付けて売り出す。あるいは新種を開発してインパクトのある名で販売する。そんな商売としては当然の行為が花の名前を複雑化している。この手の花には「あーそうなの」と軽い関心を寄せるに留めるのが賢明だ。

 

ローダンテ(ローダンセ)Rhodantheは種により流通名が分かれ学術的な分類も未確定とのこと
花かんざし ハナカンザシ ヒロハノハナカンザシ(ローダンセ) ペーパー・カスケードなど

ハマカンザシはアルメリアArmeriaの和名で属名でもあるが最近は主にアルメリアで流通している

サフィニアはペチュニアの一種だが流通名が商標登録されており特別な扱いとなっている

ミニアイリスは流通名でアイリス(アヤメ)の仲間だが背の低い花で一般的なアイリスと区別するのはうなずける


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野趣を冠する花

2018-11-28 08:07:38 | 花のまとめ

野趣あるいは鄙びたようすを表す、あるいは卑下した言葉を冠する花

ヤブ(薮)

ヤブラン ヤブヘビイチゴ

ヒナ(鄙)

ヒナゲシ


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動物の名を関する花

2018-11-28 07:54:14 | 花のまとめ

花名に古来から暮らしの中でふれあいのある動物の名がつけられたものがあり、多くは野趣を表現している。

イヌ(犬)

イヌサフラン イヌタデ イヌホオズキ イヌコモチナデシコ オオイヌノフグリ 

ブタ(豚)

ブタナ

キツネ(狐)

キツネノマゴ キツネノカミソリ

タヌキ(狸)

タヌキノカミソリ

イタチ(鼬)

イタチハギ

カラス(烏)

カラスノエンドウ

ヘビ(蛇)

ヘビイチゴ ヤブヘビイチゴ


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花の作法 植物名にハナ(花)を関する

2018-11-24 15:33:54 | 花のまとめ

ハナシュクシャ(花縮砂)
シュクシャ(縮紗)ショウガ科シュクシャ属の植物で別名ジンジャーは薬草として使われ、花をハナシュクシャあるいはジンジャーリリーと呼ぶ

ハナショウブ
古来から日本ではショウブ(菖蒲)は薬草として使われ、花をハナショウブあるいはアヤメの名で愛でてきた
近年では多種多様な観賞用のマニア花を、日本ではハナショウブ、海外ではアイリスと呼ぶのが一般的になっている
アヤメは伝統的なアヤメの姿を残すものに使われ、仲間のカキツバタは強い個性で名を残している
またキショウブと呼ばれる花もあり、いささか厄介な植物である

ハナミズキ(花水木)
同じ科のミズキ(水木)という樹木から名付けられた

ハナハマセンブリ(花浜千振)
センブリ(千振)は伝統的な薬草で花もセンブリで、ヒロハセンブリあるいはハマセンブリと呼ばれる仲間がある
ハナハマセンブリは近年の侵入した同じリンドウ科の野草に名付けられた

 

無関係な場合

ハナアロエ(花アロエ) アロエとは無関係で名前の由来は不明 昔の人の直感ひらめき勘違いなど?

ハナトラノオ(花虎の尾) 虎の尾に似たの意で何々トラノオという植物もいくつかあるが関連はない


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花の作法 種別が前につく花 後につく花

2018-11-24 09:34:59 | 花のまとめ

学名が専ら使われる花の多くは種別が後につき、愛称で知られる花の多くは形容詞的に種別が頭につく

 

サルビア(Salvia)は学名サルビアの後ろに種別をつけることで一般化している

サルビア・スプレンデンス サルビア・コネクシア など 

一部に有名な愛称で呼ばれるものもある

ブルーサルビア(サルビア・ファリナセア)


サルビアは香料(ハーブ)のセージとしての名前を持ち、この場合には種別が頭につく

チェリーセージ(サルビアグレッギーやサルビアミクロフィラ)

アメジストセージあるいはメキシカンブッシュセージ(サルビア・レウカンサ)


ハーブでもローズマリーは学名が使われ花名の後に種別となっている

ローズマリー・マジョルカピンクなど

一方でタイムミントはセージと同じく種別が先になっている

コモンタイムやレモンタイムなど アップルミントやペパーミントなど

 

ハーブを代表するラベンダー(学名Lavandula)は英名で愛称あるいは流通名で呼ばれる
フレンチラベンダーやレースラベンダーのようにラベンダーがつくものが多いがラベンダーがつかない種もある
5つの系統があるとされ多様化につれエストエカスラベンダーのように系統名でまとめられる場合がある 




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花の名前あれこれ

2018-11-21 09:02:07 | 花のまとめ

(カ)

キク(菊)
キクはキク科の植物の総称だがキクのような雰囲気を持つがキク科ではない植物も数多い 菊花としての園芸種は数限りない ここでは大輪の菊から小菊までの「菊」と素直に感じられる花をキク(菊)でまとめる 違いが明らかな花は個別の名前としている

(タ)

ツツジ(躑躅)ツツジは園芸花としてマニアが多くサクラ同様に種類は数多い サツキ(皐月)シャクナゲ(石楠花)と交配や接ぎ木され「合いの子」が一杯ある サツキやシャクナゲは特徴がはっきりしていたり命名が判明している場合限りとする 入り混じる場合はツツジ科のツツジでまとめる 

ツバキ(椿)とサザンカ(山茶花) サザンカはツバキの一種 ツバキは西洋ではカメリアと呼ばれ園芸花として世界中にマニアが数多く種類は次々と増えている 交配や接ぎ木され新種はほぼすべて「合いの子」となっているる サザンカは特徴がはっきりしていたり命名が判明している場合限りとし 入り混じる場合はツバキ科のツバキでまとめる 

(サ)

ジニア ヒャクニチソウの学名 ヒャクニチソウに対し葉の細いホソバヒャクニチソウが区別されてきたが今では園芸花として混合し多様化して境目がなくなっておりでジニアで総称されている

(ハ)

プリムラ プリムラは主に欧州で改良された園芸花で多様な花を咲かせる 中に日本古来の桜草に似たものがあり西洋サクラソウとされる 和種のサクラソウは今ではめったに見られなくなりイメージの近いセイヨウサクラソウが「サクラソウ」の名で流通している

(ヤ)

ユリ(百合)ユリは世界の園芸花リリーであり種類は果てしない 「何とかユリ」はすべて「ユリ」でまとめ 確かな場合だけ種類を追記している

(ラ)

ラン(蘭)
ランはラン科の植物の総称 コチョウラン・シンビジウム・カトレアなどは洋ランでまとめられる 和種にはシラン(紫蘭)などがある


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花のまとめ ヤノネボンテンカ

2018-08-18 06:51:50 | 花のまとめ





飛び飛びになっている画像をまとめると印象がかなり違ってきます

(関連)私だけの花図鑑  twitter


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花のまとめ ペンタス

2018-08-16 09:06:25 | 花のまとめ

花のまとめ ペンタス

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飛び飛びになっている画像をまとめると印象がかなり違ってきます

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