飛行場からバスに乗せられてこのホテルについたのは、5時ごろだったと思う。飛行場でこのバスに乗ったのは、私が1n人目で30分ぐらい待った。前の方に座ったので、後から乗った人は見なかった。20人ぐらいはいたとともう。入国管理を通った後は、胸に黄色いシールを貼られ、誰かにエスコートされて、次々人が変わって、このバスに乗った。大きな観光バスでトランクは下の荷物入れに入れて、中央と前にドアがあって、私たちは、前3列はいけないようにコーンと傘で通行止めにしてあった。
空港で待っている間は土砂降りだった。走り出して20分から30分経って、ホテルについた。中国人が多いみたいだった。裏口みたいなところから入って、離れた椅子に腰掛けて、フォームに記入して順番を待った。受け付けている人は3人ぐらいいたが、私の列は、時間がかかって、最後の方になった。英語で書いたプリント2セットわたされた。
どのホテルになるかは、その時までわからないので、家族にホテルについたら、すぐに連絡することになっていた。Ministry of Healthから、携帯電話を持つように指示されていた。受け付けの人に家族に電話してほしいと頼んだら部屋からできるとつっけんどんに言われた。ケースに入ったカードキーを渡された。インターネットの接続方法を聞いたら、名前と部屋番号を入れたらつながると言われた。
私の前で時間がかかっていた人が戻ってきてキーが使えないと文句を言っていた。
エレベーターを指さされ、行くとベルボーイ(荷物を運ぶ係)っぽいおっちゃんに乗れと言われ、「そこに立っていて」といわれた。ドアが閉まって上がってしまった。部屋番号から階数だろうと思われるものを読み取って押したが、反応しない。エレベータに閉じ込められた状態になってしまった。あのおっちゃんは、私にドアが閉まらないようにドアのところに立ってと言ったのかもしれないと思ったが、後の祭りだ。しばらくすると声が聞こえて、カードをかざしてから、階のボタンを押せと言った。そういうエレベーターは経験していたが、カードをかざすところが小さくて認識できなかったのだ。自分の階に着いたので降りたらすぐに自分の部屋は見つかった。カードをかざすと一瞬緑になって消えて、その後何度やっても赤になる。ああ、このカードもダメなのかと思ってもう一度下へ降りようとすると、青年に会って「日本人ですか?』っていわれた。私そんなにすぐにわかるのか?他の人とは、接触してはいけないことになっているので、離れた位置から「開け方がわからないからやってみてくれる?」って言ったら、やってくれて、彼のも一瞬緑になって、その後は赤になった。
一緒にフロントに戻るエレベーターの中で私も全く同じことが起こったと言ったら。「ひょっとしたら、そういう風に作ってあったんじゃないですか?」っていわれた。隔離だから一度入ったら、出れない・・・うーん。そうなの?
フロントに戻るとすぐに男の人が一緒に来てくれて、まず私の部屋を開けて私のカードキーをドアのすぐ横のホールダーに入れた。そうしたら電気がついた。そしたらすぐに行ってしまった。
今朝は5時に起きてかなり緊張がつづいていたし、朝ごはん抜きなので、11時すぎに食べた機内食だけだったので、お腹も空いていた。ともかく家族に連絡をつけなければいけないと思うのだが、インターネットが繋がらない。電話でフロントにかけようとしてもかからない。ともかく説明文がどこにもない!
行ってQを持って行くようにアドバイスされたから検討したが、一月だと3万円弱、PCR検査代、隔離生活の費用、正規の直行便、旅行保険とかなり高く着いたので、どうせ隔離生活だし、着いたら、シンガポールの携帯を家族が持って来てくれることになっていたので、いいかなぁと思った。
ともかく何をやっても上手くゆかない!早く家族に連絡しなくてはと焦るのにできない。パニック状態。仕方がないので一階に降りることにする。
一階には、まあまあやさいい、おじさんがいて、「来ちゃいけないんだよ。」って言われた。でも「家族に連絡つかないし、誰も電話に答えてくれないし、どうすればいいの?」って言ったら、すぐにインターネットのつなぎ方を教えてくれてていうか、一階なら何もしないでつながった。すぐにカードキーを作ってくれて、前のは「もう使えないんだよ」ってすててくれた。どうも日本人の青年の言ったことが正しいらいい。このカードキーは、一回緑がついたらさっと開けてそれでおしまいなのだ!隔離の意味が現実味を帯びてきた。
急かされるようにエレベーターに乗ってカードをかざしても反応せず・・・優しそうな女性が来て何度か自分のキーでやってやっと反応した。どうもかなりコツがいるらしい。ともかく自分の階に戻り、今度は失敗しないようにさっとかざしてパッと開けて入った。前回は、トランクもあったから、難しかったよね。それにそんな説明全然聞いてないよ。
後で聞いた話では、一旦隔離の部屋に入ったら2度と出てはいけないんで、シンガポールは、とても規則が厳しくて、破ると刑務所に入れられたり、強制帰国されたりするんだって、クワバラ、クワバラ。そう言われてもね・・・
一応家族には連絡が取れて、家族がデリバリーサービスで携帯電話と体温計をとどけてくれた。一時間かからなかった。本当にホッとした。
でもその後もネットの接続が今ひとつでとても不安だった。
一度に書くのは大変なので・・・続く