どうも。片手袋研究家、蕎麦がき理論家の石井です。この写真は先日の蕎麦がき配信イベントの最中に作った、「明太クリームソース蕎麦がき」です。配信中では新メニューの名前が決まらず「蕎麦がきのごった煮」という名前になりましたが、さすがにそれは不味そうなので名前を変えました。
このメニュー、明太子マニアの田口めんたいこさんに「明太子を使ったレシピにはどんなものがあるのか?」をプレゼンしてもらい、それを踏まえて参加者で話し合い方向性を決めたのです。何しろ配信中に作らなければいけなかったので写真撮ってる暇などなかったのですが、今一度工程を振り返ってみたいと思います。
①溶かしバターと小麦粉を混ぜ合わせ、ベシャメルソースの元を作る(これをブールマニエという)。
②ブールマニエに牛乳を少しづつ混ぜ合わせ、溶かしていく。
③完全に溶けたらとろみが出るまで弱火にかけ、明太子を投入。とろけるチーズも加える。
④蕎麦がきを作るのだが、蕎麦粉に水だけでなく明太子も加え、掻いていく。
⑤出来上がった明太子蕎麦がきをニョッキ風に丸め、ソースをかけて完成。
こんな感じでした。でも実は、③の工程で少し悩んだんですよ。田口さんに提示していただいたレシピの中では、これが一番良さそうだ、という話になったんです。
「もち明太グラタン」。蕎麦がきと餅は似てるようでちょっと違うんですが、でもチーズや牛乳といった乳製品、そして何より明太子との相性が良い、という点では間違いない指針だと思ったんです。
なので、本当はベシャメルソースを蕎麦がきにかけてオーブンで焼きたかったんですよ。でも耐熱容器がすぐに用意できなかったし(何しろ何を作るか直前までわからないから、用意できるものにも限界がありました)、時間もなかったので、ソースにチーズを混ぜて上からかけることにしたのです。
だから冗談で言った「蕎麦がきのごった煮」という名前、あながち間違ってないような見た目になってしまいましたね。いや、配信でも皆が言ってた通り、本当に美味しかったんですけど。
そこで、今回はそれを踏まえた上でもう少しブラッシュアップして作ってみました。
蕎麦がき明太グラタン(3人前)
(材料)
・蕎麦粉・・・・75g
・牛乳・・・・150ml
・明太子・・・お好み(今回は1腹くらい)
・小麦粉・・・・20g
・バター・・・・20g
・牛乳・・・・200ml
・明太子・・・1腹
・とろけるチーズ・・・適量
・パルメザンチーズ・・適量
①明太ベシャメルソースを作る。バターを溶かして、小麦粉を入れる。よく混ぜてブールマニエを作る
※これがブールマニエです
※これがブールマニエです
②温めた牛乳を少しづつ加え、ブールマニエと混ぜ合わせる
※絶対に牛乳を一気に入れないで!ダマになりますよ。ただ、「ダマになっても良いじゃん」というのが当ブログのスタンスではあります
※絶対に牛乳を一気に入れないで!ダマになりますよ。ただ、「ダマになっても良いじゃん」というのが当ブログのスタンスではあります
③解した明太子を加え、ソースは完成
④明太蕎麦がきを作る。今回は水ではなく牛乳で蕎麦粉を溶く。そこに明太子も加え火を入れる
※水ではなく牛乳を使うのが前回の配信とは大きく異なります。さらにクリーミーさを出したかったのです
⑤明太子蕎麦がきを一口大ん日丸めて、耐熱容器に移しソースをかける
⑥上にとろけるチーズをたっぷり、さらにパルメザンもふりかけ、オーブンで熱して完成!
ちょっと写真では蕎麦がき感が出ないですけど、スプーンを入れてみるとこんな感じです。
いや〜、今回も美味かったな。牛乳で蕎麦粉を溶いたのが大正解でしたね。これによってソース部分との調和が取れて、凄くまとまりのある料理になりました。これだけ乳製品を使って、火を入れても明太子も蕎麦がきも存在感が全く消えないんだから凄い。配信中に田口さんが「蕎麦がきには可能性しか感じない!」と仰ってましたが、明太子と蕎麦がきの組み合わせもまだまだ可能性が秘められてると思います。
今回のレシピは子供もたくさん食べてくれて、あっという間になくなってしまいましたよ。
でも繰り返しになりますが配信中に作った「明太クリームソース」も美味しかったので、同じ材料で2種類作れるようになったのは嬉しい限りです。
実は配信を踏まえてまた別のレシピも思いついているので、次回以降に実験していきたいと思います。では最後に…
「人生は、汗かき、べそかき、蕎麦をかき」
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