そして、バトンは渡された / 瀬尾まいこ
第16回 本屋大賞受賞作品
本屋大賞ということと、表紙に惹かれて、読んでみました。
この本、すごい
なんともいえない温かい気持ちになる
感動する
軽いタッチで読みやすいんだけれど、
感動やはっとさせられる言葉、笑ってしまうところが、
随所に描かれています。
最初の1ページ目がすごく好きです
このページを読んだだけで、この本おもしろそうと思いました。
読み進めていくうちに、本当におもしろい!
早く続きが読みたい!!
と思いました。
そして、何度も感動しました。
その感動は、悲しいやせつないからではなくて、
嬉し泣きとも違うんだけれど、爽やかな感動?晴れやかな感動?
なんと表現していいかわかりません
森宮さんと優子ちゃんのやり取りがすごく好きです
やり取りがおもしろいのに、信頼しているのが伝わってくる。
子供のときの優子ちゃんのお話もすごく好きだし、
どの場面を読んでいても楽しい
きっと、森宮さんのキャラがこの本を楽しくさせているのかなぁと思います
2人の場面には、ごはんやデザートがよくでてくるので、
おなかがすく本でもありました
このお話の続きやスピンオフが読みたいです
森宮さんや優子ちゃん、みんなのその後が見てみたいです。
不思議なのですが、この本を読んでいると、
幸せな気持ちになりました。
すごく愛のあるお話で、読み終わった後もずっとあたかい気持ちになる本です
それでいて、随所に感動があり、はっとさせれる言葉があります。
やっぱりこの本すごいなぁ!
お話も、文章の書き方もすごく好きです
このお話、全く重くなくて、こんなに爽やかに人間の愛情、家族の在り方・・・
を描くことができるなんて、すごいなぁと思いました。
瀬尾まいこさん、初めて読みましたが他の本も読んでみたいなぁと思いました
この方は、何年か後、直木賞を受賞するのではないだろうか。
なんて。勝手に思っちゃいました
とてもとても素敵な本でした
まだ読まれていない方、ぜひぜひ読んでみてください。
本当にたくさんの人に読んでほしい本です
この本には、いくつか好きな文章がありましたので、ご紹介
「自分の明日と、自分よりたくさんの可能性と未来を含んだ明日がやってくるんだって。
親になるって、未来が二倍以上になることだよって。
明日が二つにできるなんてすごいと思わない?」
「明日はちゃんと二つになったよ。
自分のと、自分のよりずっと大事な明日が、毎日やってくる。すごいよな。」
「搭乗券を買って、スーツケースを預けた後でも、行き先が違うと気づいたら、
その飛行機には乗らないでしょう。
早瀬君、今ならまだ降りられるよ。」