Seriously?

ひとりごとです

映画 ■■オードリー・ヘプバーン■■

2022年05月30日 | 映画

体力も気力も回復してきたので

3年ぶり
TOHOシネマズ・シャンテまで
映画を見に行きました
 
 
映画 ■■オードリー・ヘプバーン■■
 
☆☆
 
 
オードリー・ヘプバーン!
あの笑顔で銀幕から見つめられたら
誰だって
愛さずにはいられない
本当にチャーミングな女優さん
大好き
 
彼女のドキュメンタリー映画が
出来たそうなので
ファンなら行かなきゃ
 
 
端役で映画に出るようになってから
「ローマの休日」で
アカデミー主演女優賞をとるまでは
もう可愛くて可愛くて
 
でも可愛いだけじゃない
若いのに
経験少ないのに
あのオーラはどうだ
磁石のように
観ている人を惹きつけ
みんなもうすっかり虜になる
 
「麗しのサブリナ」
「暗くなるまで待って」
「ティファニーで朝食を」
「マイ・フェア・レディ」
彼女の作品は全て
観た気になっていけど
実はまだまだ
観たことないものがあった
観なくては!
と、本当にもう
ウキウキしてしまった
 
 
しかし私生活は
特に幼少の頃の苦労は
胸を締め付けられるようだった
 
第二次世界大戦中は
ドイツに占領された
オランダに住んでいて
食糧不足で
チューリップの球根を食べて
飢えを凌いでいたとか
あと少し遅れていたら
死んでいたかもしれない
ギリギリのところで
ユニセフの救援に
救われたのだそうだ
 
その時の経験が
晩年、ユニセフの親善大使として
世界中の飢餓に苦しむ土地を訪ね
支援を訴える仕事に駆り立てた
 
 
更に、彼女が幼い頃
の両親は離婚して
父親は家を出て行った
それから数十年間
父親に会うことはなかった
 
両親の深い愛を一身に受けて
すくすくと育つような
家庭環境ではなく
彼女は孤独を感じていたのだそうだ
 
 
戦時下で
過酷な生死を彷徨う環境に育ち
父親を失い
常に「飢え」とともに成長した
 
 
それなのに
あの愛に満ちた微笑みは
どうしてできるのだろう
妬んだり僻んだりしないで
自分の持っているものを
惜しみなく他人に与え続ける
 
 
 
バレエが大好きで
踊ることで心の傷を
癒してきたのかな
バレリーナになることを
諦めてからは
映画の世界に飛び込み
ずっと華やかな世界にいたから
孤独や飢えは
満たされていったのかも
 
 
辛い経験も
美しい作品へと
昇華することが出来たのかな
 
などと
とてもありきたりなことを
考えていた
 
でも
誰にでもできることではなくて
彼女だからこそ出来たこと
 
 
私生活を常にパパラッチに
追われていたけれど
その「有名人であること」を
ユニセフの活動に
利用することが出来て
嬉しいと語っていた
 
 
視察先で
栄養失調で命を落とす
子どもたちの姿が
戦時中の自分と
重なっていたのだろう
 
「あなたは1人じゃない
あなたの命を守りたいと
思っている人が
世界中にたくさんいるのです」
と、愛情を届けるために
走り回っていた彼女は
天から遣わされた使者のようだった
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