会社が終った後、合コン(死語) が行われた。
後輩の部屋で行う宅飲み
(死語)だった。
女は二人だった。
俺はちょっと顔を出して帰ろうと思っていた。
で気付けば朝だった。
見ると女達はまるで起きているかのような状態で眠っていた。
有り得ない体勢だが、俺も寝ぼけているから布団かけてあげてた。
でふと我に帰った。
やべーエミコに電話もしてない!
焦った。着信をみた。着信ない。やべー。相当怒ってるぞ。
頭の中でピーピー警告音が響き渡る。
慌てて外に出て電話かけた。
やべー。ドキドキ。2コールで出た。
「何してんの?」
「飲みに行ったり、パチンコ行ったりしてて、電車なくなったから電車に泊まった。 今帰ってる」
俺のマンションが見えてきた
「なにで帰ってくるの?」
「電車だよ」
頭の中の警告音は数を増して響き続く。
ふとエントランスに人影が。
嫌な予感。
やはりエミコと子供達だ。
「ふーん」
何かを見てる。
車だ。俺の営業車だ。
そうだ。昨日は営業車で帰ってきて、同じマンションの後輩宅でコンパだったのだ。
やべー。ばれる!
ピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーピー
頭は爆発寸前だ。
起きた。夢だった。目覚ましが2個鳴り響いていた。
よく考えりゃ突っ込み所満載だけど、夢の中では当然気付きません。