海外医療情報センター

当センターは、海外での旅行や仕事中の思いがけない病気・ケガの医療サポートやご遺体搬送などをさせていただいてます。

GSMATチームの活動事例ご紹介

2017-06-08 09:46:58 | 日記
こんにちは!今日はなんだか眠すぎてレッドブルとリポビタンDをちゃんぽんして出勤してしまいました笑 齋藤です。
木曜日ということで花の金曜日まであと一息!皆さんお疲れ具合はいかがですか?私は昨日お夕飯を食べるのもそこそこにメイクだけ落として
ぶっ倒れて寝ちゃいました・・・!
しかし、明日には退職!気合を入れて今日を頑張りマッスルマッスル!ハッスルハッスル!!

さてさて、本日ご案内するのは当センターが今までサポートさせていただいた一例です。
実際にあった事例ですので、ぜひ参考にして下さいね。


①タイ洪水に伴う緊急予防接種手配
2011年10月
タイ北部から発生した洪水により中部~南部まで洪水が押し寄せ、アユタヤ県にある日系企業の多くが拠点を持つ
工業団地でも浸水が始まった。
衛生面の環境が悪化していることから破傷風が流行するのではないかとの噂が現地で流れ出したため、
本社サイドが心配になり、「週末に10名の日本人スタッフに破傷風の予防接種を受けさせたい。支払い方法は
現地マネージャーのクレジットカードで全員分一括払い」とのリクエストが入った。
そこで弊社と提携しているバンコク市内の私立系病院にご依頼頂いた内容で交渉し、全てのリクエストを
受け入れてもらい、無事全員が予防接種を済ませられた。

②中国、反日デモの影響による緊急帰国のサポート
2012年9月
反日デモが激化し、現地の日系企業が攻撃され、日本人の被害も報告されていた時、上海に留学されている
日本人の学生(20歳、女性)のご両親から夜間に連絡が入る。ご両親によると、反日デモにより当地に留めておくことが
心配になったので、急遽本日帰国させることにし、航空券の手配は済ませた。
しかし、一人で夜間(現地時間夜7時ごろ)にタクシーを含め公共交通機関で移動させるのがご心配とのこと。
「金額は厭わないので何とか車とサポートスタッフの手配をお願いできないか」とのご相談を受ける。
そこで、弊社協力会社の責任者に事情を説明したところ、ご協力いただけることになり、協力会社の社長車(運転手付き)
及び日本語の話せる中国人女性スタッフを手配し、ご本人様をホテルロビーでピックアップして上海浦東空港まで帯同。
チェックインのサポートをし、イミグレーションを通過させ無事帰国の途となった。
ファーストコールから出国手続き完了までに要した時間は2時間。

③ソマリア沖で海賊に襲われたクルーの救援
2011年2月
大手商船会社から、ソマリア沖で海賊に襲われたクルーの救援を依頼される。
襲撃の際に全身火傷を負った患者をギリシャ政府軍との連携で救援搬送。
当センターの医師と救援スタッフらでチームを組み出動。

④シリア邦人ジャーナリスト射殺事件の対応
2012年8月
内戦状態のシリア北部アレッポで、反体制武装組織に同行していた日本人女性ジャーナリストが銃撃戦に巻き込まれ死亡。
ご遺族様より依頼を受け、ご遺体の安置、保管保全、移送の相談対応を行う。

⑤アルジェリア人質拘束事件のご遺体の搬送
2013年1月
アルカイダ系武装勢力がアルジェリア東部の天然ガス精製プラントを襲撃し、
日本人が拘束され殺害された事件で、大手プラント企業より相談依頼。
ご遺体の安置、保管保全、移送の相談対応を行い、政府専用機で外務省医務官らによってご遺体の移送となった。